2019年は平成から令和に元号が変わった年。
ボクの仕事も変化して、学校設立の準備から本格的に開校を迎えた新たな年でした。
振り返ってみれば、とてもエキサイティングな日々…
大日向小学校が開校してスクールリーダー(校長)としてスタートを切りました。
子どもたちも保護者の皆さんも教職員の皆さんも共に生きる仲間。
みんなが真剣に向き合う中で、本当にいろんなことがありました。
その中で思い知らされたのは自分自身の未熟さです。
ずっと満足できるようなことはないのでしょうけれど…
すべて手探り状態で、サッカーやバレーボールでいえば序盤戦。
相手の様子をうかがいながらゲームを進めるような毎日でした。
読み違えれば予想とは違う展開になりリカバリーにも時間がかかる。
もうゲームを投げ出したくなるような気分になったこともあります。
おまけに10月には台風19号までやって来た。
でもね…
みんなのおかげで何とか乗り越えることができたのです。
もちろん、まだまだ課題は多いけれども感謝の気持ちでいっぱいです。
さて、大晦日と正月の定番といえば会津の酒と秩父のワイン。
母の故郷で醸造された酒、母の妹にあたる群馬の叔母が送ってくれるワインです。
峠を越えれば秩父へも通ずる大日向へ住んでいるのも何かの御縁でしょうか。
そんなことを考えながら味わっていただきます。
そういえば…
今年は佐久地域の酒造で醸し出された美味しい酒を何種類もいただきました。
どの酒造も厳しい時代を超えて、地域の米と酵母でしっかりと造っている。
それぞれの歴史を考えつつ目の前の酒と真剣に向き合う。
そんな酒に合う信州の食材でつまみを用意するのも楽しかったかなあ。
今年ほど、美味しい酒に助けられた年はありません。
来年も素敵な酒に巡り会えますように!
大晦日の年越しそばには必ず天ぷら饅頭が用意されます。
「え?天ぷら饅頭?」
そんな声が聞こえてきそうですが会津では定番です。
それぞれの地域には、気候風土にあった食材があるのも面白い。
佐久穂にいて感じることは、やっぱり野菜のおいしさでしょうか。
葉物野菜は特に美味しい。
新鮮な野菜が食卓に並ぶことが、こんなにも嬉しいと思った毎日はありません。
食事を見直せば、身体もみるみる元気になる。
「何事もまずは食から」を実感した一年でもあります。
まだまだ知らない食材も多いので、来年もいろいろとチャレンジしてみたい。
大晦日と元日には恒例だった実家近くの小さな公園でのサッカー。
ボクにとっては子どもの頃からのホームグラウンド。
気がつけば世代交代を迎え、我が家のサッカーボーイズ1号と孫1号がプレー。
これはこれで嬉しい光景であり、引き継がれたら嬉しい恒例行事。
そんな彼らを眺めながら強く思ったことがあります。
「子どもたちの笑顔をずっと見ていたい」
自分であれこれとチャレンジして時には泣き出すことがあっても…
最後の最後には、何かを自分の手で何かをつかみ取って…
「いろいろあるけれど楽しいよ!」って笑っている。
もちろん子どもたちだけじゃなく…
ボクはやっぱり誰かの笑顔をみることが好きなんだな。
2019年もお世話になりました。