大学卒業後、友達と3人で日帰りスキーを楽しんだのは30年ほど前のこと。
免許取り立ての友達が父上のブルーバードを借りてやって来たのだった。
そんなことを思い出しつつ、まさか近くで仕事をするようになるとは思ってもいなかった。
当時は開業して間もない頃でスキーブームだったこともあり盛況だった。
リゾートセンターでスキーをレンタルしたときは、若くて元気な女の子が対応してくれた。
なんとも華やかな感じがしていたのだけれど、あれから約30年…
まあまあ混んでいるという駐車場でも駐車スペースは簡単に見つかった。
当時、キラキラしていた建物たちも時を感じさせるほどに古めかしい感じがした。
リフトは当時か変わらない懐かしい音がする。
それにしても閑散としている。
リフトは待ち時間なんてないし、ゲレンデにも人はまばらだ。
「あのスキーブームは夢の世界?」
「リゾート開発って何だったのだろうか?」
高度経済成長の中で、信州や上越の山々はリゾート開発の憂き目にあった。
飯綱高原は閉鎖してしまうらしい。
毎年のように訪れていた妙高高原もすっかり姿を変えていると聞く。
ウィンタースポーツも、とても楽しいものだけれど何だか寂しい気持ちになった。
10年後、20年後はどうなっているだろうか。
多種多様な楽しみが増えたってのもあるだろう。
それにしてもだ。
約30年ぶりに訪れたゲレンデで栄枯盛衰を実感した日曜日でした。
人生という名のボールは転がり続ける。