明日は節分なのに、あちらこちらで豆まき行事の中止アナウンスが…
なんとも残念でなりませんが今は仕方がないのでしょうね。
昨日から頭の中をグルグルと回っていること。
「どうやって学ばせるか?」ってところばかりが議論される学校現場ですが…
本当にそれでいいのだろうかって思っちゃう。
子どもたちの学びにばかり焦点が集まりがちだけれど、子どもたちの楽しみに光を当てたいなあ。その楽しみの中に学びが含まれるくらいでいいんだよなあって思う冬の朝。
— くわさん⚽️ON THE BALL (@kuwamanjp) February 1, 2022
教師側の意図しない学びの姿があると、その対象となる子は叱られる。
寄り添って注意するレベルならいいのだけれど…
時には、みんなの前で吊し上げに近い形で怒鳴られる。
理由は「ちゃんと学ばないから」とか「はっきり言って邪魔だから」
でも…
ちょっと待ってくださいね。
その子にはその子なりの理由がちゃんとあるのです。
なぜ、そのような行動を取るのかということを考えることは大切。
とある年度に…
「問題児」というレッテルを貼られ大暴れしていた子を担任することに。
暴言は吐くし、人のものは壊すし、蹴るとか殴るなんて日常茶飯事。
もちろん、前年度の担任からの引き継ぎ内容もひどいものでした。
事が起これば、まず止めないといけないので当然のことながら叱ります。
そして、あれこれと諭そうとすると彼はこう言いました。
「どうせ、くわまんだって同じなんだろ!」
「ん?どういうこと?」
ハッとさせられたボクは小さなその子の前の床にちょこんと座って尋ねてみました。
座ったのはヒートアップしているボク自身の気持ちを抑えたかったこともあります。
そんなボクに彼は声を荒げてこう言います。
「大人はみんなそうなんだよ!」
ここでグッとボクの心は彼の言葉に引き寄せられます。
「というと?」
「いつだって俺が悪いし、なんにも話を聞かないくせに謝れっていう」
「なるほど、そうなんだね。どうしてほしいとかあるのかな?」
「別にねーし!」
と言うものの、気がつけばその子も床にちょこんと座っています。
その後は何を話したのかは忘れちゃいました。
「へーそうなんだね。でも、人を蹴るとかなくね?」
なんてたぶん伝えながら解散となったのでしょう。
それからもちょこちょことバトルは続くのですが…
やがてサークルの中にも自然に入れるようになった。
そんな彼が教えてくれた大切なことがあります。
それは…
「愛」
とかいうと大袈裟でしょうか。
「大切に思うこと」
つまり…
「リスペクト」が何よりも大切だってこと。
どんな子であれ素敵なところは必ずある。
そして、みんな「大切にされたい」って思っている。
大人だってそうでしょ。
そこを忘れちゃいけませんよね。
リスペクトのない教室にメソッドだけ入れてもダメってことだ!