【銭天堂】読みたくなる本を子どもたちと探す

朝から雨が降ったりやんだりという水曜日でした。

校庭の水たまりにできる雨の波紋を遠くから眺めて寂しそうな子どもたち。

図書館について学ぶ時間があって…

でも、まずは学校の図書室だっていうことになって…

そもそも図書室ってどうなっているんだろうかっていうことになり…

みんなで足を運ぶことにしました。

反対側の校舎の端にあることもあるのか、あんまり利用されている感じがしない。

なんとももったいない。

本を開くと、そこには不思議な世界が広がっているものです。

新刊コーナーにあって気になったのがこちらの本。

ふしぎ駄菓子屋 銭天堂
ふしぎな駄菓子屋で売っているふしぎな駄菓子が持つパワーとは?女主人紅子が、きょうもお客さんの運命を駄菓子で翻弄する。

「これ面白いよ」

と紹介してもらったので最初の話を読む。

たしかに面白い。

駄菓子屋といえば、ボクら昭和世代にはたまらない空間。

子どもの頃に通っていた駄菓子屋の景色。

横町の怪しげな光景が蘇ってきます。

気がついたら主人公のドキドキ感とドラマチックな展開に引き込まれていました。

「こういう読書がいいんだよなあ」

そう、知識の獲得を狙っているのでもない。

たまたま手にとった本は全く知らない世界へと誘ってくれるのです。

「旅と本は人生を豊かにする」ってのはこういうことなんだよなあ。

すっかり銭天堂に魅了されたボクの足下でSDGsの本に吸い込まれている子もいる。

「今度はいつ行くの?」

「また行きたい!」

そんな声もあって嬉しくなりました。

わざとらしい「○○読書」からは脱却したいよなあ。

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