50年の時を超えて世田谷で教育談義

いつ雨が降り出すのか心配な金曜日、HILLOCKの開校セレモニーへ。

砧公園をベースに新たな学校ができると聞いて応援せずにはいられない。

ということでバディになりました。

ヒロック初等部は、ワイルド&アカデミックな環境で、子どもが主役となって「育ち」や「学び」を主体的に勝ちとる“自由な学校”です。

HILLOCK/ヒロック in Setagaya

なぜバディとなったのかって…

こういったチャレンジを素直に応援したいというシンプルな動機があったからです。

そして大きな参加動機がもう一つ。

ボクの遊び場のひとつであった砧公園が学びのベースだということ。

これからどんな子どもたちの日常が繰り広げられるのか注目です。

ということで砧へ向かう前に世田谷を散歩した話を少々。

ボクが住んでいたのは桜3丁目。

東京農大の東側、世田谷通りに面したエリア。

そんなわけで経堂駅が最寄り駅。

いきなり目的地へ行くのもつまらないので世田谷八幡宮へ。

そういえば七五三もここだったし、初詣にも来ていた大切な場所。

江戸三相撲の名所でもある境内には土俵があります。

「あの声なんだかわかる?」

「え?よくわかりませんけども」

「ハヤブサだよ!」

「へー!そうなんですね」

なんていう会話を耳にしたので見上げると確かにカラスがいない。

素敵な境内です。

世田谷八幡宮 ー 江戸三相撲の名所 ー

そこから上町方面へと歩を進め桜小学校へ。

小学校入学当時の思い出がバーッと蘇ります。

きれいな校舎に建て変わっていて体育館もプールも外にはない。

桜小学校入り口で大山道を発見。

やっぱりこの地と繋がっているんだということを実感。

オークラランドは当時の面影が残っている。

そのすぐ近くにある変電所の北側に住んでいた家がある。

壊されることなく改装されて残っているのが何とも嬉しい。

そこから農大方面へと歩きます。

当時は、空き地もあったけれど今はない。

通っていた幼稚園も今は保育園と住宅になっています。

そこから馬事公苑の前を通り砧方面へ。

用賀に入ってあることに気づきます。

きれいに区画されていて東西南北にまっすぐに道が通っている。

旧大山道を起点に北へ条通りに番号が振られているのです。

気づけば経堂から10kmほど歩いてHILLOCKへ到着。

13時からスタートしたみのさんたちの対談は1時間の予定が3時間を超えて…

その後はワインを次々と開けながら21時まで語り合う。

話を聴きながら自分の生い立ちを振り返る良き時間。

改めて気づいたことがあります。

幼少期のボクにはゆったりと遊ぶ時間があったことです。

あっちへうろうろ、こっちへうろうろして遊び回る。

毎日がアドベンチャーだったわけです。

「勉強しなさい」

とか追い立てられるように机に向かったこともない。

昭和40年代ってのは遊ぶ時間も仲間も空間も十分にあったんですね。

でも今の子どもたちは放課後まで忙しい。

これじゃあ健全に育つわけがありません。

だからこそ「遊ぶように学ぶ」場が少しでもあることって大切なんですよね。

そんなことを思うゴールデンウィーク初日でした。

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