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雨が降って訪れた学びのチャンス

雨が降って訪れた学びのチャンス

雨が降って訪れた学びのチャンス

朝から雨が降る丹沢・大山の麓。

天気予報では災害級の雨が降るとの情報もあるけれど、まあごく普通の雨となりました。

体育はできないので残念がる子どもたちでしたがボクにとってはチャンス到来。

「雨、降ってるけど外へ出よう!」

「え?」

「好き勝手に観察しておいで。窓から校庭を眺めたチームから行ってねー」

「ん?マジで?やったー!」

子どもたちは校庭のあちらこちらへ散っていきます。

しばらく好き勝手に観察してもらってから集合してもらいます。

「ちょっとここ見てごらん。どうなってる?」

「おー!川になってるー!」

「つーことはどういうこと?」

「校庭、傾斜があるじゃん!」

「傾斜ってどういうこと?そういえば算数でも出てきたぞ」

「ん???斜めってるってこと?」

「傾斜って簡単にいうと?」

「かたむき?」

「あー!そうだね」

水は高いところから低い所へ流れる

なんて当たり前のことが理科の教科書でまことしやかに書かれている。

そんなことは知っている子どもたちばかりなので水たまりを見つけると傘で水路をつくる。

360度を田んぼに囲まれている学校の子どもたちなので当然なのでしょう。

教室へ戻って「わたしたちの神奈川県」を開く。

わたしたちの神奈川県

「あれ?理科じゃないのか?」

ボクにとっては理科とか社会とかはどうでもいい。

しっかりと確認したかったことは、丹沢・大山へ降った雨が学校の周りの大地を潤すこと。

そして、その水は相模湾へ流れていくこと。

神奈川県の地形を確認する。

山の方から酒匂川や相模川が海へと流れている。

等高線を見れば一目瞭然なので…

水は高いところから低い所へ流れる

「あー!たしかにね!」

ってなる。

これが水道への学びにも繋がるし…

そこで出てくる数値は算数の大きな数へ繋がるし…

校外学習での学びは国語に繋がる。

教科にこだわると縦割り行政のように知が繋がらない。

ということで何とか教科横断的な学びを模索中。

チャレンジは続く…