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【日本サッカー育成の現場から】進化する神奈川県内のトレセン活動

暑い中での試合は大変だけど

神奈川県のほぼ中央にある8市で構成される県央選抜大会が行われました。

ちなみに8市とは、相模原・大和・綾瀬・海老名・厚木・座間・伊勢原・秦野です。

選抜大会は、昔からありましたが、今ではトレセンと呼ばれるようになって年々進化しているような気がします。

語りかける指導者たちと子どもたちの自主性

「Players First」が浸透し始めたのか、子どもたちの自主性を重んじる指導者が増えています。

以前は、プレーそのものに指示を入れてしまう指導者が多く観られましたが、今では影を潜めています。

感情的に怒鳴る指導者も、ずいぶんと減りました。

子どもたちのプレーをしっかりと分析し、子どもたちに適切なアドバイスができることはいいことですね。

大切にボールを運ぶサッカーが主流になってきている

トレセンクラスになると、ボールフィーリングの良い選手が多く見受けられ、簡単にボールを奪われたりはしません。

組織で短いパスを丁寧につないでボールをゴール前まで運ぼうという姿勢もよくわかります。

DFラインから慌ててクリアボールが前線に飛ぶということもなく、GKも含めたビルトアップができるようになっています。

サイドへのパスから鋭い縦パスを入れてみたり、なかなかのもんです。

トレセン活動が末端まで浸透してきた

各地区から集められる神奈川トレセンのスタッフは、しっかりと育成と普及に力を注いでくれています。

いろいろな講習にも参加して、サッカーのトレンドと指導法を伝授してくれたりもします。

地道な取り組みが年々、普及のレベルを上げているといっても過言ではないでしょう。

まだまだ、トレセン活動のレベルアップは続きそうです。

神奈川は、ありがたいことに皆さんのつながりも深く、とてもいい雰囲気で育成が進んでいると思います。

そう感じる県央選抜大会でした。

みなさんに感謝!