息苦しい熱風が吹く丹沢・大山の麓。
部屋の中にいても30度を超える週の始まり。
各地で猛暑日となっていることがメディアでも伝えられています。
今夜は熱中症に関するニュースも流れてきそうです。
まだ暑熱対策が十分ではないので身体に応える暑さ。
こんな暑さの中でも高校野球の予選が全国各地でスタートする。
インターハイ予選や中体連などの大会も目白押し。
「2日間で3試合はやめてほしい」
というような投稿も目にしました。
東海地方の女子サッカーでしょうか。
「夏休みといえば甲子園」
炎天下であっても全力でプレーする球児たちに魅了される。
そんな光景は夏休みの風物詩でもあったけれど…
最近の暑さは本当に厳しいので大会そのものを見直す声もあります。
随分前ですが、ニュージーランド人の講師にこんなことを言われました。
「なんであなたたちは夏にサッカーするの?シーズンが違うでしょ!」
2008年に受講したJFA Sports Managers Collegeでの話です。
「気をつけないと死んじゃうよ。危険すぎるでしょ!」
「おまけに土のグランドだ。天然芝ならまだしも人工芝なんてクレイジーだ!」
と話は続きました。
Jリーグも秋冬制が検討されるも未だに実現はされず…
体育館とて冷房完備のところは少なく…
あっても予算の関係でつけてくれないなんて自治体もある(汗)
ちょっとスポーツをするには酷な近年の猛暑です。
少なくともスポーツで命を落とすなんてことはあってはならない。
ということで特に大会の開催には慎重を期していただきたいものです。
「スポンサーがいるし、興行収入が激減するので無理にでも開催します」
なんて声も聞こえてきますが、まずは人命優先で。
猛暑日には雷も心配です。
けして無理して続行することのないように強く願います。
今年の夏は全国的に気温が高いと予想されており、「スポーツ活動中の熱中症予防ガイドブック」(公益財団法人日本スポーツ協会)等を参考として、熱中症事故防止のための適切な措置を講ずることが極めて重要です。
https://www.mext.go.jp/sports/b_menu/hakusho/nc/jsa_00041.html
特に、(1)活動の場所や種類にかかわらず、暑さ指数(WBGT:湿球黒球温度)に基づいて活動中止を判断すること、(2)それほど高くない気温の時期から、暑熱順化(体を暑さに徐々に慣らしていくこと)を行うこと、(3)スポーツ等の活動前に適切な水分補給を行うとともに、必要に応じて水分・塩分の補給ができる環境を整え、活動中や終了後にも適宜補給を行うこと、(4)熱中症の疑いのある症状が見られた場合には、早期に水分・塩分の補給、体温の冷却、病院への搬送等を行うこと等が必要です。
こんな通達もスポーツ庁から出ています。
スポーツを楽しむにも安全性について確認しなければいけない季節。
十分に気をつけてEnjoy Sports.