朝から雨がパラパラと降った丹沢・大山の麓。
このまま雨かと思いきや青空も広がった水曜日。
今日は、コミュニティFM湘南マジックウエイブさんへ。
10時から11時までの番組でパーソナリティの皆さんと「学校」について語り合いました。
このコミュニティFMは星槎湘南大磯キャンパス内にあります。
サッカーで何度も行っているのに知りませんでした。
スタジオはサッカー場を一望できる場所にあり何だか心地よい。
パーソナリティさんの巧みなリードで1時間はあっという間。
話していると…
やっぱりボクの基本OSはスポーツから来ているのだと言うことがわかります。
そして、やっぱり学校はみんなでつくりたい。
「え?もうあるじゃない?」
ではなくて…
既存のルールに縛られずに、時代に合わせて進化し続けたいってことです。
FM放送局も学校もいろんな人が集まる場所がいいんだよね。みんなここから発信すればいい。「武器」は使わないと「おもちゃ」で終わっちゃうからさ。
故 宮澤保夫先生(星槎学園名誉会長)の言葉
「星槎ってなんだ?」
そんなことを思って来た時期もあるのですが、知れば知るほど納得です。
ただの学校じゃない。
本当にいろんなことにチャレンジしていたんだなということがよく分かります。
進化し続けるって本当に大切。
実は、ひょんなことから今年の初めに教え子と連絡を取り合うことになりました。
星槎の中で宮澤先生の側近のひとりです。
わざわざスタジオに来てくれて、お別れの会の返礼を届けてくれたのでパシャリ。
小学校卒業以来、おそらく26年ぶりの再会となりました。
彼を介して宮澤先生とお互いの著書の交換をし、話をする約束をしていたのが3月。
お互い楽しみしていた日が迫った3日前に入院…
熱い教育談義を交わすことは叶いませんでした。
生きていくなかの90%は苦しみである。私たちは10%ほどしかない喜びで、残りの90%を凌駕していかなれければならない。だから言いたい。楽しくする勇気を持ちなさい。
「人生を逆転する学校」(宮澤保夫)
お別れの会にあわせて作成された冊子には、厳選された語録が並んでいます。
数ある言葉の中で好きな言葉のひとつがこちら。
普通の先生になりたい人は帰ってください。
必要なところに私は行く(宮澤保夫)
先生ではなく人間として子どもたちと接することの大切さを説いています。
機械のように授業をして、数値化された点数だけで子どもを見るなということ。
それじゃあ意味はないってことです。
教師のなかには、教師であることを第一の存在証明にしている人が残念ながら多くいる。そうした教師を、私は”普通の先生”として受け入れないことにしている。普通の先生は、偏差値や学力でこどもを区分けする慣習を疑念を持たずに受け継いでいる。そしてその価値観のまま、上から物事を進めていこうとする。
必要なところに私は行く(宮澤保夫)
耳の痛い話です。
教師である前に一人の人間としてのベースがあることを忘れないようにしたい。
先生ではなく人間として向き合い続けるのは、決してやさしいことではない。でもこどもたちにとって最も必要なのは、人間同士の関わり合いの瞬間を持つことなのである。
必要なところに私は行く(宮澤保夫)
帰り際、玄関に置かれた宮澤先生のパネルをパシャリ。
またエネルギーをいただきました。
さらに”普通ではない先生”を磨き上げたいと思います。
ありがとうございました。