プレミアリーグのクラブ「アーセナル」と「マンチェスター・ユナイテッド」がやって来ました。
テレビでも、両方の試合が放映されて日本全国の子どもたちが観戦できる状況でした。
どちらの試合も、両チームの本気度が見えてとても良かったように思います。
この試合が夏休みに行われているということ。
どちらのチームにも日本人が所属して活躍中だということ。
これらは、日本の子どもたちが世界で活躍することが当たり前だと考えるキッカケになりそうです。
30年前だったら考えられない日本サッカーの進化
私が子どもの頃にも、海外の強豪クラブがやって来て国内で試合をするなんてことはあったのです。
「日本代表vsコリンチャンス」なんてカードもありました。
でも、海外がやって来るクラブは、今ほど本気モードではなく迎え撃つはずの日本のチームは腕試しといわんばかりのアマチュアレベルでした。
それが、今ではワールドカップ5回連続出場の国となり、U-12の子どもたちが「世界」を口にするようになりました。
これは大きな進化です。
レッズ、セレッソの選手もかなり本気で闘っていて、観ていても気持ちが良かった。
若手にとっては、世界で闘うための登竜門といってもいいでしょう。
本気になって損はありません。
何よりも30年前とは比較できないほど、マインドも進化しています。
サッカーの普及は、「教育」といっても過言ではない
1993年にスタートしたJリーグの好影響もあると思います。
海外の試合を頻繁に観ることができる環境があり、指導者育成をはじめ環境整備をスピードをもって進めてきた日本サッカー。
ワールドカップに出ることから、常連国…
そして、世界のトップ10、最後には優勝するのだという意気込みがすばらしいのです。
これはスポーツではなく、もはや教育のレベルです。
教育にも目指すゴールがあって、そこに必要な人的資源や適切な戦略をもってことにあたる必要があります。
文部科学省に必要なのは、おそらくスピード感です。
世界で活躍しようとする子どもたちと環境づくり
サッカー界には、世界で活躍しようというイメージがもてるような空気が既にあります。
今日の試合を観て、「ボクにもにもできそうな気がする。」と思った子は少なくないはずです。
モデルがあるということはすばらしいことです。
考えてみれば野球界も同じです。
野茂選手がMLBへ飛び出して、その後、多くの日本人選手が当たり前のようにメジャーリーガーになりました。
トップの子どもたちは、「プロ野球選手」ではなく「メジャーリーガー」を目指すのです。
サッカー界でも「Jリーガー」から海外クラブで活躍する「国際的な選手」を平気で目指しています。
スポーツ界には、世界で活躍するためのフィールドが少しずつ整備されてきています。
では、教育はどうでしょう?
正直言って、まだまだです。
少しスポーツ界から学んだ方が良さそうです。
子どもたちは世界を目指していますから…