正月恒例のスポーツのひとつに高校サッカーがあります。
冬休みの最後に決勝を迎える選手権は子どもの頃からの楽しみでした。
小中学生の頃は準決勝・決勝も無料だったのがありがたかった。
そんなこともあって同級生たちと毎年のように国立競技場へ足を運びました。
カップラーメンも懐かしい(笑)
そうそう…
高校サッカーが日本のサッカー人気を押し上げたことは紛れもない事実。
そこからJリーグの創設、日本代表がW杯出場常連国へも繋がっているんですよね。
今や選手だけでなく指導者も海外で活躍する時代ですから凄いもんです。
さて…
今日は準決勝2試合を最初から最後までテレビ観戦。
年々レベルアップしていることがよく分かります。
ボールは簡単にタッチラインを割らない。
球際が激しく、攻守の切り替えが早い。
巧みなテクニックでボールも自由自在にコントロールする。
みんな上手いもんです。
準決勝へ進んだ東海大相模は狭いエリアでボールを繫いで相手を翻弄。
敗退した明秀日立は筋トレで鍛えた身体で力強さがありました。
群馬代表の前橋育英は見事なまでのハードワークでベスト4へ進出。
ボトムアップ理論を取り入れている堀越は2年連続の4強ならず。
個人的に注目していただけに残念です。
それでも放映中に何度も「ボトムアップ理論」が紹介されて思わずニヤリ。
この言葉に出会ったのは2013年のようです。
「いちばんピッチの状況が分かっているのはオレだ!」
「だから選手に細かく指示してゲームをつくるんだ!」
まだまだベンチから檄を飛ばしていた頃です。
小学校教諭としてもトップダウンが邪魔をしていた時期でもあります。
「ボトムアップに変えよう!」と決めてからは子どもたちとの関わり方が大きく変化。
子どもたちが主体的に動き出し自分たちで世界をつくっていくような姿も見えてきました。
あれこれと試しながら今でも活動していますが、まだまだ世の中ではトップダウンが主流。
だいぶ浸透してきた感はありますが残念な報告も後を絶たない現状があります。
ボトムアップ理論が浸透するためには何が必要なのでしょうか。
それは…
「主役は一人ひとりの子どもたちである」
という認識をしっかりと持つことから始めることが大切。
そう信じてやまないことが結果に繋がるのだと思うのです。
「ボトムアップ理論やってみたけど上手くいかなかった」
なんて話もありますが、それはやっぱり原点がズレているからかもしれません。
子どもたちを信じつつ、考えるツールをそっと置いてあげましょう。
そしてボクら自身も学び続けること!
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