秋の虫の音が元気に聞こえるようになった丹沢・大山の麓。
それでも日中は蒸し暑く30度を超えました。
2学期の第2週がスタートです。
今週は「いつの間にか仲良くなる教室」をテーマに書いていきます。
お時間ありましたら、お付き合いください。
年度初めから終わりまで進化を止めない。
なにはともあれ、学校が子どもたちにとって安心・安全な場であることが最優先。
もちろん、そう簡単ではありません。
それでもリスペクトをもって丁寧に場をつくるチャレンジは解散する年度末まで続くのです。
ひたすら毎日…
いろんなことがあるんです。
何度も書いてきましたが、個性が出てくれば出てくるほど意見が衝突します。
「くわまん!なんとかしてよ!」
ってSOSが出されてもスルーします(ちょっとひどいと思われるけど)
でも、ちゃんと子どもたちに「対話」っていう鍵を渡してあげれば大丈夫です。
「何かを一緒にする時間」を頻繁につくる。
2学期がスタートしたのでタブレットを持って校庭へ行きました。
理科の時間、「秋の生き物」はもう少し先なんですけどね。
久しぶりなので「みんなで何かを見つける」を楽しみます。
夏前に植えたヘチマは必須項目ですが、その他は自由。
「うわー!でかっ!」
今年のヘチマは数も多いしサイズもビック、これからの変化も楽しみです。
カナヘビを見つけた子たちは、なんとか捕まえようと必死。
アリの巣を見つけた子たちは、様子をずっと眺めている。
かと思えば、樹木と同化しているカメムシを見つけて笑っている。
そこで生まれるおしゃべりや体験が教室での様々な部分に生かされます。
わざとらしい上辺だけの仲良し活動は不要。
どんな授業でも「3つのシーン」があります。
「自分だけで考える時間」「チーム(基本4人組)で考える時間」「クラス全体で考える時間」
このうち「チームで考える時間」を多めにすることが、子どもたちの関係の質を向上させます。
授業中だけでなく、ほぼ全ての活動で子どもたち自身で考える時間を多く取ることが肝になる。
とにかく絡んで絡んで絡みまくる。
「そんなことしてたらケンカばかりで児童指導が大変になりませんか?」
よくそんなことを言われます。
「はい、そりゃもう大変です。でも大丈夫。子どもたちが自分たちで解決しようとしますから」
って答えています。
そのために「対話」の大切さを説き続けているし「リスペクト」という言葉を頻繁に使います。
「くわまん!ラッパーなのか?」
とか言われたことがありますが「リスペクト」=「ラッパー」ではありません(笑)
子どもたち同士の衝突を怖れず絡ませてみて下さい。
絡みまくると何が起きるのかは次の機会に…
続く…