節分の日、丹沢・大山の麓は曇り空でした。
「鬼は外、福は内」と煎った豆をまいて、邪気を祓う日。
年齢の数だけ豆を食べて、1年間の幸せを祈るわけですが…
「大人って大変だよねー。たくさん食べなきゃじゃん(笑)」
「くわまんも大変だね。でも、これには56個なんてないけど、どうすんの?」
「まあ、家で食べようかね」
ニヤニヤと笑いながら子どもたちは給食メニューのひとつ福豆をパクリ。
「子どもたちにはすくすくと育って欲しい」
と思うのは、いつの時代も変わらぬ大人たちの願い。
学校やスポーツの現場で多くの子どもたちと接してきた経験を重ねつつ…
目の前の子どもたちを眺めてみる。
「あー!やっぱり遊びが足りていないんだな」
そんなことを再認識させられました。
新型コロナウイルス感染症の影響もある。
以前ような密な交流ができていない。
もっと言えば、学校現場に遊ぶ余裕がなくなっている。
遊ぶことで子どもたち同士の理解が進む。
それぞれの好き嫌いや得意、不得意がわかるからリスペクトも生まれる。
ところが、なかなか上手くいかないこともある。
子どもたち同士が困っているときに、一般的な指導だけじゃ足りないのです。
そもそも、お互いの理解ができていなければ先へは進めません。
ボクらはついつい大人としてアドバイスなどをしてしまう。
でも…
その前に、やっぱり遊びが必要なんだって思うのでした。
「遊んでから学ぶ」
大切にしたいものです。