梅雨入りでもしたかのような天候となった月曜日。
今年は季節が進むのが早いような気がしますが、皆さんの地域ではいかがでしょうか。
今日は「身体性」に関する本のページをめくりました。
昨日のフォレスト大楽院でも話題になったこと。
「自ら動いているように見えていて、実は動かされている?」
そんな問いが生まれたからです。
「サッカーをしているんだけど、よく見るとサッカーをさせられている」
「勉強しているんだけど、よく見ると勉強をさせられている」
そんなシーンがあります。
「教わる」から「学ぶ」
「教師が学ばせる」から「子どもたち自らが学ぶ」への転換を模索した十数年。
ただただボクの説明を聞いて、与えられた課題をこなすのではなく…
説明を聞いたら、自分でやってみたくなるという学びの転換。
今日の画像は6年前の教室です。
今ではよく知られる自由進度学習をしている子どもたちです。
こちらから子どもたちが自ら学ぶ空気を感じることができるでしょうか。
サークルベンチは答え合わせのコーナーになっています。
ボクの教室は、これが日常でした。
それなりに自分たちで学んでいるとは思うのですが本当にそうなのか。
子どもたちの満足度は高かったけれど、そこに忖度はなかったか。
そんなことを考えています。
サッカーの指導も同様で…
子どもたちを将棋の駒のように動かしていた頃もあります。
事細かにポジショニングを指示していた。
ところが割と早い段階で、それは間違いだったことに気づかされました。
「Players First」と言う言葉に出会ったからです。
とある世界的サッカー指導者が拡散してくれて…
2000もの「いいね」がついた記事がこちら。
この頃からチームでもトレセンでも指導スタイルは激変。
静かにベンチで子どもたちを見守れるようになりました。
とはいえ、こちらも本当にそれで良かったのか。
今でも半信半疑なところもあります。
子どもたちに任せてみたら、とんでもない試合になったことがあります。
ボクらのクラブは単なる街クラブなのですが…
当時、全国でもトップだった東京ヴェルディジュニアと互角に渡り合った。
負けてしまったけれど、子どもたちは最高に楽しそうでした。
あのゲームは明らかに子どもたちのものになっていた。
教室に話を戻すと…
子どもたちには「自分で選んでチャレンジできる」という環境が必要です。
それまで受動的に、教師にやらされてきた子どもたちは戸惑います。
「え?やっていいの?マジで?」
主体的に行動するってことが分からない子もいる。
ところが…
本来の子どもたちは何でも自分でやる本能が備わっているので動き出しちゃう。
なので、子どもたちに尋ねてみるといいのです。
「どんなふうに学びたい?」って…
主体的に学ぶために必要なことは、子どもたち一人ひとりに聞いてみること。
もちろん、忖度はなしで。
改めてそんなことを考えた月曜日です。