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秋から冬へと向かう自然の中で育む「子どもたちの感じる力」

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「子ども句会を開こう」という単元があります。

「俳句とは何か?」を確認したら、みんなで学校の外へ出て素材を探しに出かけます。

銀杏で埋め尽くされる体育館裏、夏の華やかさはどこへやらの中庭、校庭のジャングルジムの上。

あちらこちらで自由に俳句づくりをする子どもたちは楽しそうです。

そんな姿を観ながら感じたこと。

「子どもたちには自由な空間が必要であること」

何にも制限されず、目の前にある事象を思いっきり感じ取る空間とでいいましょうか。

模範解答をしようというのではなく、その子なりの感じたことをそのまま表現する自由がある場所。

そんな空間や時間があることは大切です。

キチンと着席して、先生に尋ねられことに答えるのが学習ではありません。

45分の授業時間、先生が黒板を背にして話し続けていて、子どもたちに「感じる力」は身につくのでしょうか?

つきませんよね。絶対に…

子どもたちにとって「発見する力」や「感じる力」は大切です。

これらの力は、自ら目の前で起こっていること、あるいは情報化の波にさらされながらも本質を見極めることへと繋がるからです。

今は、外で自由に遊ぶ時間も減り、子どもらしい時代を過ごすことが困難な子どもたち。

だからこそ、大人が自由な空間を創ってあげることも必要なのだと思います。

どう知識を与えるかではなく、どう自ら学べる環境を創るのかということがキーポイント。

季節の変わり目である時期は、「子どもたちの感じる力」を延ばすフィールドはたくさんあります。

上手に活用したいものですね。外でできる学びは楽しいですよ。