突然、ドスンと音がして大きな縦揺れに襲われた丹沢・大山の麓。
「南海トラフ地震か?」
と心配しながら横揺れに備えましたが地震はすぐに収まりました。
震源地は「秦野市羽根」
ボクらが高校2年生だった夏に発生した震度5の地震と揺れ方が似ています。
その日は合宿の最終日。
体育館で練習試合をしていた時のこと。
セットポイントを握ったところでチームメイトがサーブを打とうとした瞬間。
ガタガタと大きな縦揺れが古い体育館を襲います。
水銀灯が揺れてビックリしましたが、すぐに揺れは収まりました。
暫くして再開した練習試合はサービスエースで終了。
昨日の揺れは、まさにあの時と同じようでした。
さて…
問題は地震発生後の状況です。
今回の地震では水道の出が悪くなりました。
市の発表によるとポンプ場の遮断弁が降りたとのこと。
程なく復旧したのでホッとしましたが…
そして鉄道。
小田急線は地震発生直後から全線で運転見合わせ。
その後、海老名から小田原間の運転見合わせが続きます。
東海道線や東海道新幹線も運転見合わせ。
お盆休み前の夜の出来事で多くの人たちに影響が出ています。
地震の前には伊勢原付近で大雨が降り小田急線は遅延していました。
在来線と並行して走る新幹線は高架です。
よって大雨などの場合に在来線が止まっても新幹線は動いていることが多い。
以前、郡山で大雨に見舞われ在来線が止まってしまいました。
駅構内には高校生や通勤客などがあふれます。
それでも新幹線は動いており代替輸送も実施。
地上を走る在来線は何本もの河川を渡ります。
鉄橋が流されてしまって何年も不通となった事例も多々あります。
よって、地方のローカル線などは予防措置として全線運休などもある。
首都圏各線の場合、一番困るのは帰宅困難者です。
東日本大震災の発生時にも身動きが取れなくなった人たちが多くいました。
当時高校生だった我が家のサッカーボーイズ1号も東京で一夜を明かしています。
ありがたいのは鉄道各社や報道機関が頻繁に情報を更新してくれること。
どこの路線なら自宅近くまで行けるのかなどが分かります。
そして…
不思議なほどに大きな混乱は起きない。
みんな整然とバスやタクシーを待ったり、列車の復旧を待つ。
一人でも多くの人たちが命を落とさず、怪我もせずに過ごすこと。
ふと思ったのは電車に乗るときにも水分を持っていた方が良さそうだということ。
いつ何時、何が起きるか分かりませんから。
日本は災害の多い国。
しっかりと身の安全を確保していきましょう。
追記:8月10日
昨夜の小田急線不通区間では混乱もあったようです。
住宅が少ない区間での対応については再考する余地がありそうです。