関東大学サッカー2部リーグ東海大学vs東京国際大学を観戦。
東海大学は、過去に日本一にも輝いたことがある名門です。
しかし、近年では2部リーグ暮らしが長く続いており、今年はアクシデントもあり降格の危機にさらされています。
リーグ戦は終わっていないので、なんとか残留をめざして頑張ってもらいたいと思います。
ところで…
東海大学の対戦相手は、埼玉県西部にキャンパスを置く東京国際大学、部員数は約300名。
関東では東に位置する流通経済大学のような規模です。
これだけ部員がいると果たして強化は末端まで行き届くのか、きちんとした学生生活が送れるのかは甚だ疑問ではありますが、2部リーグ首位を走り、1シーズンで1部リーグへ昇格しそうな勢いがあります。
監督は、往年のファンには納得の前田さんが務めています。
なんでも人工芝ピッチが3面もあり設備はかなり充実しているようで、ずいぶんと気合いが入っています。
少子化で存亡をかける各大学ですが、認知度を高めることも重要なので、東京国際大学のようにサッカーに力を入れることも、十分に理解できます。
箱根駅伝がテレビで放映されるようになると、山梨学院大学などの新興勢力が台頭して常連校がシード権を獲得できなくなる状況となってきましたね。これと似ています。
野球は東京六大学、首都大学などリーグ機構がいくつかわかれているので気になりませんが、関東学連が一括で管理をする競技となるでは、新興勢力が台頭しやすいのかもしれません。
スポーツは、大学の元気を伝える部分もあり、東京五輪に向けても各大学が力を入れてくる部分だと思います。
過去の栄光にすがって活動をする大学は、おそらくリーグの上位から名前が消えていくことでしょう。
大学バレーボールも入れ替えが激しく、過去の名門チームが3部や4部にいるなどということもあるのです。
ただし、あんまりやり過ぎると新興勢力である大学も長続きはしないでしょう。
大学の価値は、スポーツだけではありませんからね…
東京五輪2020によって、スポーツ系の学科を新設する大学が増えるでしょう。
もちろん、悪いことではないかもしれませんが、就職先はというとスポーツ界にはほとんどの学生が残れないのが現状です。
なんとなく華やかに見えるので、大学にとっても学生集めには魅力ある分野かもしれません。
でも、そこは慎重に考えてほしいと思います。
また、大学選びをする高校生たちにも、本当に入学する価値のある大学なのかを見極めてほしいものです。
学生集めだけにスポーツを使ってほしくないというのが、私の願いです。