気持ちの良い晴天から夕方は雷雨に見舞われた丹沢・大山の麓。
「そろそろ洗車でもしておこうかね?」と車をきれいにすると雨…
まあ、激しく降ってくれたので更にきれいになるでしょう(笑)
さて…
秦野市内をグルグルと歩き回る日々。
道すがら出会う数々のものから地域の歴史を垣間見る楽しみもあります。
「あー!こうやって人々は暮らしてきたんだなあ」
と先人たちの知恵と努力の結晶に感動を覚える瞬間も多々ある。
命を繋ぐって大変ですからね。
これからの秦野を考える上でも、先人たちの功績を知る事は大切。
ということで…
市立図書館の郷土史コーナーへ行ってみたら面白い本に出会いました。
「旧大根村の農事調査」に関わる一冊。
大正5年(1916)の状況が書かれています。
興味のある方は、こちらをどうぞ。
さて…
新緑の季節となった弘法山麓では、さまざまな生命の息吹を感じることができます。
この「野いちご」も、そのひとつです。
草の影に隠れていたりもしますから、見つけた瞬間、嬉しい気分に。
蔓が伸びているので周辺にはいくつもの実がなっている。
ちょっと粒が大きめ、黄色い野いちごも見つけることができます。
おまけに、ちゃんと食べられます。
そのままでも、集めてジャムにするのも良さそうです。
よくよく眺めてみると季節毎に食べられる野草や実などがあるんですよね。
そうそう…
先ほどの農事調査によると、秦野はあまり肥沃な土地ではないそうです。
おまけに江戸時代に起きた富士山の噴火による影響もあったとのこと。
かつて煙草が盛んに栽培されていたことからも分かるような気がします。
降り積もった火山灰と、その下にある土を掘り起こした「天地返し」もあった。
先人の努力は本当に凄いですよね。
やがて農業技術も進歩して市内各地では様々な野菜などが収穫されています。
最近は減ってしまいましたが酪農も盛んでしたよね。
地域には無人販売所があるなど「大地の恵み」を享受している事実もある。
今は便利な世の中でスーパーに行けば安価に食料が手に入りますが…
もっと身近にある自然の恵みを感じることができたらいいのでは?
ちょっとした自然に触れるだけでも元気になりますからね。
こういった自然環境が人々の健康や子どもたちの健やかな成長に影響してくる。
と考えると…
まずは、身近なところで自然の恵みを感じる。
そして、環境保全に関心を持っていくことも重要になりますね。
ボクらの町ですから。
皆さんから見た「秦野の魅力」も、ぜひお聞かせください。