徒歩が多かった家庭訪問を最終日を迎えました。
最後は、新東名が建設中の地区なので歩道橋の上から様子を見ながら歩きます。
なんだか地中深くに基礎部分があるようで穴があります。
もともと田んぼで軟弱地盤なはず…
どれくらい下から築いているのかは知りたいところです。
ところで、この新東名はどうして建設が必要なのでしょうか?
ということで調べてみました。
新東名高速道路は、国土開発幹線自動車道の予定路線である第二東海自動車道(東京都-愛知県名古屋市を結ぶ延長約330km)のうち、海老名南JCT-豊田東JCTを結ぶ全長約254kmの高速自動車国道です。
新名神高速道路とのネットワークにより、本県を初めとする首都圏と名古屋圏、大阪圏等との連携をさらに強化し、国土の均衡ある発展を担うとともに、今後ますます増大すると予測されている広域交通や高速交通のニーズに対応する路線として期待されています。
そうなんだあ…
と思いつつも腑に落ちないところがあります。
人口減少社会へ突入する中で、本当に必要な道路なのだろうか?
【東名高速道路の渋滞緩和】
東名高速道路は昭和44年の全線開通以来、日本の幹線交通を担う大動脈として大きく貢献してきました。しかし、交通量が増大し交通混雑が著しい状況となっています。
新東名高速道路が完成した場合、東名高速道路の交通が転換することで混雑解消が図られます。
実際に、平成24年4月14日に既に開通した静岡県区間では東名高速道路の交通量や渋滞回数の減少が見られています。
混雑解消だけなのかなあ?
【災害等緊急時の代替路線の確保】
新東名高速道路は東名高速道路に比べ山間部を通過することから、地震による津波や台風による高潮等の影響で東名高速道路が長時間通行止めになった場合でも代替機能を確保できます。
実際に、東日本大震災時には工事中の新東名高速道路が緊急交通路として使われました。
これはこれで大切な視点だと思います。
【産業、観光振興】
全国有数の工業地帯である愛知県、静岡県、神奈川県を新東名高速道路が通ることにより、工場から消費地等へのアクセス性が高まります。
また、既に新東名高速道路が開通した静岡県浜松市の道の駅では利用者が増加しており、観光振興も期待されています。
なるほどねえ。
でも、道の駅の利用者が増加しただけで効果的といえるのだろうか?
2020年には開通、東京五輪と共に目撃者のひとりになりたいと少しワクワクしています。