教壇に立ってからずっと教室においている「THE COACH」
大学時代、球技運動学(バレーボール)のゼミでは必携の書。
スポーツコーチ学の教科書として使っていました。
小さな文字でビッシリと書かれていて、コーチとしての心構えやヒントが満載です。
ちょっと行き詰まったら本書を手にとってパラパラとめくっています。
スポーツと共に生きてきたボクにとって、やっぱり教室はチームになります。
4月に偶然に出会った30数名の子どもたちで1年間を戦う。
国語、算数、理科、社会…
全ての科目は種目みたいなもので得意分野が子どもによってちがう。
それぞれの科目で活躍する子どもがかわるのです。
科目のみならず、給食やそうじ、あるいは休み時間に活躍する子もいます。
教室は毎日、スポーツイベント開催中みたいな感じ…
45分という時間の中で、36名の子どもたちが、教室で学ぶ。
みんなでゴールをめざしつつも、それぞれのゴールがちゃんとある。
タイムアップの瞬間に大切にしていることは、「そこにチャレンジはあったか?」
人間ですから、毎時間ベストの状況で戦えるわけではありません。
でも…
その時にできる限りの最良の選択ができているのか。
調子が悪くても、それなりにチャレンジできたのか。
何ができて、どんな気分で、次はどうやるのか。
などなど…
子どもたちを観ながら考えています。
完璧なことなんて一つもないし、これでいいなんてこともない。
その瞬間にベストと思える選択をし続けることです。
子どもたちと向き合って、自分も成長させてもらっている。
終わりのない旅のようなもの…
もっと違う方法はないのか?
もっと効果的な方法はないのか?
もっと子どもたちの心に響く方法はないのか?
そんなことも探しつつ、毎日が通り過ぎていきます。
自分のストロングポイントを把握して、教室で最大限に生かしていく。
どこが自分の主戦場なのかを見極めながら、その時間を過ごす。
きっとボクにしかできないことがある。
そう信じて生きていこうと思っています。
まだまだ小僧ですが、日々是精進!