融けた雪を握っては投げる、踏みつぶす。
かと思えば植え込みの匂いをかいでいる。
そうやって遊んでいる小さな子どもを見ながら好奇心について考えさせられました。
子どもたちは、熱烈な向学心を持ち、学ぶための並外れた能力を遺伝子にプログラムされて、この世界に誕生します。
まさに、そんな場面を見せられた気分です。
彼にすれば自由な遊びの時間で飽きるまで続けている。
そのうち手も服もびしょ濡れになってきて、手が冷たいからやめる。
こうやって遊ぶことが探求に繋がるってことですよね。
とことん、遊ばせてあげたいなあ。
それは、広場でやるサッカーだっていいし野山を駆けまわることでもいい。
大人は、あれこれ準備しないとダメなんじゃないかと思うんだけど実はそうでもない。
サッカークラブに入れなくちゃとかキャンプに参加させなくちゃとか…
でも、身近な場所でも好奇心を刺激し続けるってことはできるんだよなあ。
ゴールなんかなくても子どもたちでルールを決めながらボールを蹴るし…
ボールだってあるもので十分に遊べるし…
小さな子どもを見ていると凝り固まっている自分の思考がほぐされる感じ。
好奇心は育むというより、好奇心を発揮する場を邪魔しない。
そんなことが大切なのかと思った時間でした。