早朝、カーテンを開けても暗闇という季節。
日に日に寒さが増してくる大日向の朝です。
「今日も寒そうだなあ」
と思って学校へ行くのだけれど、たいして寒くはなかった水曜日です。
教室の廊下にはカウンターのようなスペースがあります。
その上に町の図書館などから配架された本が置かれています。
「あ!これ面白そうだな!」
なんて本を手に取ってページをめくってみました。
明らかにボクの子ども時代以前の暮らしが紹介されています。
朝起きて、着替えをして朝ご飯を食べたら学校へ行く。
木製の机とか、その頃の先生とか、学校給食とか…
それはそれで様々な光景が描かれています。
「三丁目の夕日」の時代でしょうか…
とにもかくにも戦後の混乱期を越えて、未曾有の高度経済成長期へ入る頃の話。
家にいたってつまらないから集団で外遊びに興じる。
そんなことが当たり前の時代は、どこでだって学びがあったように思います。
野山を走り回る中で、自然に発見する力もついていくような時代だったのでしょう。
それが、今ではどうでしょう?
スマホを手に持ってゲームに興じる子どもたち。
デジタルツールを使うのは簡単そうだけれど、果たしてそれでいいのでしょか。
近年、与えられた課題をこなすのは得意な子は増えたように感じます。
つまり与えられたことはスマートにこなすってことです。
ところが、クリエイティブさなど生み出す力は弱くなっている気もするのです。
これね…
子どもたちのせいではありません。
彼らを取り巻く社会情勢などが大きく関係しているのだと思うのです。
まあ、時代ごとに評価するつもりはありませんが…
時代ごとに変わる子どものくらしは大切にしたいなって思います。