8月になりました。
真夏の暑さに負けず、朝からアクティブにいこうと思っていたら出鼻をくじかれました。
昨日、2回目のワクチンを打って見事に副反応が出てしまったのです。
早朝に38.8度、カロナールを飲んで36度台へ。
こんなことを3回も繰り返して夜を迎えています。
テレビでは男子バレーボール予選リーグ「日本vsイラン」が激闘を繰り広げているところ。
目の前で戦っている選手たちにも、それぞれの物語がありますよね。
そういえば1年延期になったことで代表に残れなかった選手もいる。
人生はいろいろです。
日中、少し熱が下がった時間に先日いただいた本のページをめくりました。
「独立記念日」
祖国独立のためにオランダ軍と戦い、身障者となり、徐々に絶望に沈んでいく若者。児童婚で純潔さを奪われる隣人の少女をただ見守るしかない幼い男児。割礼を目前にして恐怖と宗教的意義に対する高揚感――そして贈り物への期待――に心揺れる少年。
ノーベル賞候補にもなったインドネシア最高の物語作家プラムディヤ・アナンタ・トゥールが、楽天的世界観と暗い現実の間で戸惑う若者たちを温かく意味深い言葉で綴った傑作短編集。
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全くもってボクの知らない世界。
1編目は、戦争で視力を失い車椅子生活を余儀なくされる青年の話。
国のために戦ったのに、だんだん自暴自棄になっていく。
独立記念日を快く祝うことができない。
戦争は酷だ。
2編目は、8歳の少女が結婚させられてしまう話。
社会情勢のせいなのか、時代のせいなのか…
売られていくのと同じじゃないかって読み進めたら、この少女は9歳で家に戻ってくる。
ところが、せっかく戻って来たのに家族から暴力を受け続けてしまうんですよね。
なんなのこれ?
3編目は割礼の緊張感がよく分かります。
宗教的な意味合いが強いようだけれど、ちょっと怖い。
しかも男子だけじゃなくて女子も割礼があるのだとか…
それはそれで、その国の文化なので仕方がない。
でも…
それが伝統だからっていうのはちょっと違うんじゃないかとも思う。
時代は変わっているんだし、非科学的な古い慣習は見直すことも必要だよね。
「当たり前を疑う」ことや「みんな同じを疑う」
人はそれぞれの物語を生きているんだから。
皆さんは、どんな一日でしたか?
あっ!
日本勝ちましたね。