明日から梅雨らしい天候になるという丹沢・大山の麓。
晴れの日は鳥たちも賑やかで嬉しくなりますね。
晴れ間を利用して外で遊ぶ子どもたちの声も元気な気がします。
元気な子どもたちの声とは裏腹に先生たちからは悲鳴が聞こえてきます。
コロナ禍の3年間があった。
話したくても話せない、なんとも窮屈な時間でした。
「戯れる」
そんな当たり前の日常を奪われた子どもたち。
お互いに触れあったりする時間が圧倒的に足りてない。
だからなのか…
小学校低学年で起きるような衝突が中学年や高学年で見られる。
「おいおい!そんなの今やるのかい?」
なんて幼稚に見えるケンカが起きるのです。
でも…
子どもたちに罪はないのです。
そもそも子どもらしく衝突する時間を奪われていたのですから…
そしてコミュニケーション不足は子どもたちだけではないようです。
先生たち同士、それぞれの距離感に悩みを抱えている。
飲み会もなかったのでドライな関係でいるしかなかった3年間。
すっかり、みんなで語り合う時間を忘れてしまった先生たち。
そこに保護者からの苦情などが追い打ちをかける。
チームとして機能しづらくなった職員室は対応の仕方が分からない。
まるで想定したゲームプランを壊されてパニックに陥るサッカーチーム。
上手にチームとしてゲームを修正できるならいいのですが…
多くの学校で踏ん張りどころの6月。
一人で悩まず、先生たちだけで悩まず、子どもたちと一緒に課題解決を…
そして、世の中の皆さんには子どもたちの世界を見つめて欲しい。
スマホで読むゴシップニュースなどはどうでもいいので…
近所で出会う子どもたちに少しでも思いを寄せてください。
様々な困難をチームワークで乗り越えるのがボクら人間。
一人ひとりの物語を大切に、知恵を出し合って乗り越えましょう。