通勤途中に見つけた菜の花…
向こうには建設中の第2東名高速道路が見えています。
学校の周辺では、田畑が埋め立てられて宅地や工業用地が造成されています。
高速道路が完成する頃、街は変貌を遂げているのだと思います。
野に咲く花たちは、これまで堂々と咲いていました。
でも、今年の春は片隅でひっそりと…
ちょっと寂しい気がします。
人口減で超高齢社会を迎える我が国で、これまでのように車が走るのか…
疑問に思っています。
今さえよければ、それでいいのだろうか。
この工事で恩恵を受ける人たちにとっては、重要なプロジェクトなのでしょう。
でも、2025年を境に車が激減、長い目でみたら無用の長物かもしれないのです。
この建設で失われた子どもたちにとっても大切な空間があります。
季節毎に学校周辺の自然観察をする場所です。
以前は、田畑が広がっていました。
春に咲く小さな花たちや、夏から秋にかけての昆虫たち…
子どもたちが自由に動き回って、いろんな発見をしていく。
その生息域は完全に失われつつあります。
それと同時に、子どもたちの学習環境がひとつなくなってしまう。
間違いなく大きな損失…
とはいえ、失われてしまったことを残念がってばかりではいけません。
ちょっと遠くへ出かけてみることにします。
今できることを淡々とやるだけです。
Good Luck.