みなさん!こんにちは!
コミュニティジェネレーターのくわさんです。
私は、これまでスポーツと教育の現場で多くの場づくりに関わってきました。
そこに誰かがいれば何人でも共同体、つまりコミュニティが生まれます。
せっかく集まったんですから笑顔で過ごしたいって思いますよね。
今回は休職や離職者も増え人材難に喘ぐ教職員をテーマにコミュニティづくりを考えます。
いきなり仕事が始まってしまう問題
新年度の挨拶を終えると職員室は一気に慌ただしくなります。
担当学年やクラスの発表があって職員室の机を大移動。
床にLANケーブルがあったりするので引っかからないように慎重に。
どれから動かすのかを考えながらパズルのように進みます。
ようやく机の配置が決まったと思ったら職員会議が始まります。
校長先生からグランドデザインが示されたり、当面の日程を確認したり…
全体での会議が終わると学年会が行われます。
そこで職員会議で示された校務分掌の割り当てが決まるんです。
さらに学年在籍児童に関わる情報交換やら各教科の分担やら…
とにもかくにバタバタと動き続けて入学式、始業式となるのです。
気がつけば子どもたちが目の前にいてビックリです。
何をすればいいの?
ベテランの先生たちは何年も仕事を回しています。
だから何も考えずとも身体が勝手に動くんです。
一年の流れを理解しているので余裕があるように見えます。
ところが、私は何をすれば良いのか分からず右往左往するばかり。
数年間は、周りに引きづられるようにスタートするのでした。
学年が変わればやることも変わる。
一緒に学年を組むメンバーの特徴によって担当する教科も変わる。
委員会活動がクラブ活動も毎年のように持ち場が変わる。
「今年はいった何をするのだろうか?」
まあ、とにかく大変でした。
それでも見よう見まねで何とか乗り切れたのだと思っていますが…
どこへ向かうの?
時が経ち、やがて学年主任を任されることになりました。
私よりも経験年数の浅い先生もいれば先輩の先生もいる。
そんな皆さんと動き始めるには共通認識が必要なことに気づきました。
サッカーで言えば「我々はどこを目指して日々のトレーニングを積むのか」ということ。
「どんなサッカーをするのか?」と共通認識がないとゲームもつくれません。
同じように、「私たちの学年はどこを目指して教育活動をするのか」を考える。
その上で「大切にしたいことは何か?」などを共有するのです。
学年末に解散する時の姿を鮮明に思い描けていれば最高です。
ところが、なかなかくっきりとした映像にまでは落とし込めません。
「なんでこの先生はこういうふうに考えるのかな?」と疑問が湧いたりするからです。
意見が衝突してイヤな気持ちになるなんてことも多々ありました。
今思えば、他者理解が足りなかっただけだと分かるのですが、当時はかなり落ち込みました。
仲間たちはどんな人?
「そもそも、両隣りや目の前にいる〇〇先生はどんな人ですか?」
学年の先生たちとの人間関係に悩む私に先輩からのしつもんです。
「20年目の超ベテランで児童指導もバッチリのコワモテの先生が学年主任(男性)」
「5年目の若手でピアノが得意な子どもたちに優しい先生が後輩としています(女性)」
そう答えると先輩は笑いながら、こう言います。
「えっとさ、その先生の好きなことや趣味とか人柄はどうなのよ?」
このしつもんには即座に答えることができませんでした。
「えっと?よく知りません(汗)」
とたじろぐ私に先輩は笑ってこう言います。
「だからさ、まじめに仕事の話をする前におしゃべりしなよ。どうでもいいやつ」
仕事に入る前に「雑談」をたっぷりと
確かに学校は慌ただしい。
「おしゃべりする余裕なんて今の学校にはありませんよ」
そんな声も聞かれます。
でもそれって本当でしょうか。
ある年から会議が始まる前にはアイスブレイクの時間を担当させてもらいました。
年度始めだけでなく、定例の職員会議でも始めの5分から10分程度です。
ちょっとしたアクティビティから雑談する場を生み出します。
すると一気に場が和んで会議でも積極的に意見が出されるようになりました。
おしゃべりをすることで「なんでも言えそう!」という心理的安全性が高まったのです。
雑談のある職場では気軽に相談もできるようになります。
相談しづらい環境では一人で悶々と悩み続けなくてはなりません。
「周りの先生たちのように上手くやれない」と思い詰めて休んだり辞めてしまったり…
でも、気軽におしゃべりができる環境だったらどうでしょう。
「だから、おしゃべりする暇なんてありません!」
とお叱りを受けたこともありますが、本当にそうでしょうか。
私は毎回の雑談の結果として離脱者を生みにくい場が生まれたことを目の当たりにしてきました。
学校向けの研修でも、同じような経験をしてもらって嬉しいフィードバックをいただいています。
ということで自信を持ってお伝えできるんです。
皆さんも「雑談する時間」を大切にしてみませんか。
眉間に皺を寄せるばかりのコミュニティから笑顔あふれるコミュニティへ!
もう一度…
「どーでもいい、おしゃべりをたくさんしましょー!」