部活動の問題が取り沙汰されています。
ブラック部活動とか相変わらずなくならない体罰…
毎日のようにメディアに登場します。
子どもたちからすると…
やりたい部活動がないとか、十分な指導が受けられないなんて問題があります。
指導ができる顧問がいない。
おまけに外部指導者は、簡単には見つからない。
見つかったとしても、教師を目指す大学生、仕事を引退したシニア…
クオリティが確保されているかというと怪しい。
しっかりと指導ができる方を見つけるのは大変なことなんです。
現場のニーズに合う指導者がいる部活動は稀有な存在。
「スポーツを指導できる。」
と簡単に言いますが、難しいことです。
競技特性の理解に始まり、身体運動学、組織学、心理学、栄養学…
スポーツは知の総合デパートみたいなもんです。
指導者が知っておいたほうがいい分野は山ほどある。
自身の競技経験だけに頼るだけでは指導のクオリティは下がる一方だから学ぶ時間も必要。
…と考えると中学校で部活動を指導する先生たちは大変ですよね。
授業に関する研究をして、部活動もやらなくちゃいけない。
年々、保護者対応や校務分掌などに追われている現状があります。
十分な部活動なんて無理…
一方でスポーツに関わる仕事ができたらいいという人たちは多くいる。
これからも増えるはずですが稼げないという課題があります。
Jリーグクラブのスタッフも十分な給料がもらえていません。
家庭を持つので転職します。
そんな若者にたくさん会って来ました。
こういう指導者のメシが食える環境も必要ですよね。
これ以上ブラックになりませんように。