何度も繰り返し読みたくなる本です。
それなりに自由に生きていると思っていたけれど、よくよく考えてみればそうでもない。
あらかじめデザインされたモノに縛られながら生きています。
自動車や電車に乗って出かけるけれど、道路や時刻表にボクらが合わせているわけです。
パソコンやスマホだって、それなりの時間をかけて使い方を覚えてから使っている。
自由に使っているように見えて、コントロールされていることもあるんですね。
あらかじめ誰かによってデザインされている枠組みの中で生きている。
「学校は、こういうところだ」
って決まり事があって、そこにある既存のルールの中で生きている。
官制研修や各地で行われている自主研修なども既存の学校の域を出ない。
そんな気がしてしまう。
ところで…
ボクがデザインしている教室ってどうなんだろう?
ボクなりの意図があってベンチを置いている。
みんなでサークルになって対話を重視している。
子どもたちの主体性を大切にしている。
そう思っているけれど、子どもたち一人ひとりから見たら感じ方は違うはず…
居心地のよい教室であってほしい。
縦横10メートルの教室っていう空間だけれど、ボクにできることは全部やってる。
きっと…
もっと良いやり方もあるでしょう。
だから、学び続けなければならないと思っています。
日々のチャレンジが、本当の意味でのストレッチゾーンに行けているのか。
問いながら、走り続けたいと思います。
「デザインド・リアリティ」
ボクにとっては、読む度に気づきがある本です。
デザインって面白い!いい仕組みをつくりたい!
良書をいただきました。
感謝。
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