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元世界チャンピオンから学ぶ、シンプルだけど大切な3つのこと

元スーパーフライ級チャンピオン 川嶋勝重さんと

元スーパーフライ級チャンピオン 川嶋勝重さんと

伊勢原にボクシング元WBCスーパーフライ級チャンピオン川嶋勝重さんがやって来ました。

いつもお世話になっているアゼリアさんで、会食を兼ねての講演会。

ボクシング人生についてわかりやすく語ってくれたおかげで、とても楽しい時間に…

私なりの感想を皆さんと共有したいと思います。

 

1.きっかけは突然やって来る。見逃すな!

川嶋さんは、高校球児だったそうで、ボクシングとは無縁でした。

会社員として働いてた高校卒業後、転機が訪れます。

プロボクサーとなった友人の試合を応援に行って興味を持ち、大橋ジムへ入門。

この試合観戦は、川嶋さんの中で「見るスポーツ」から「するスポーツ」へとシフトしたのです。

友人の試合を観に行くことがなかったら世界チャンピオンは生まれていなかった。

特に興味がないものでも、実際に生で観戦する体験などによって心を動かされる。

きっかけは突然やって来るのです。

子どもたちは、観たらすぐにマネをして行動に移します。きっかけに対して柔軟ですね。

一方、大人は少年のような好奇心をしまいこんで、きっかけをチャンスに変えることができなかったりします。

きっかけを見逃さないようにしたいものですね。

 

2.夢を持って行動し続けろ。次のステージは必ず見えてくる!

「夢は日本チャンピオンでした。」とい川嶋さんですが、それが現実になった時に次のステージ「世界」が見えたようです。

それまでは日本チャンピオンになることしか考えていなかったし、眼前の一戦一戦に集中してきたとのこと…

日本チャンピオンになるには、ひとつずつ勝ち上がっていかなければならないわけです。

一発勝負で決まるわけではなく挑戦権を得るためには、ステージをひとつずつクリアしていく必要があります。

夢を実現するには、小さな成功体験を着実に積み重ねること。

そうしているうちに、違ったステージが見えて来ます。

山登りをすると登った高さによって見える景色が変わるのと同じです。

そして、山頂を目指して登る。あるいは、更に高い山へと登っていく。

登れば登るほど見える世界が変わり、更に次のステージへと向かいたくなる。

人間が持つ向上心をくすぐる話をしていただいたような気がします。

 

3.努力ができるのも立派な才能だ!

「それなりの体力はあったけれど、センスはなかった」という川嶋さんですが、努力する才能はあった。

世の中には、才能はあるけれど続かない人がたくさんいます。

長年スポーツに関わってきた私も、センスはあるのに続かない選手にたくさん出会ってきました。

川嶋さんは、努力ができる選手でした。

本気になる。真剣にやってみることで必ず何かが残るし、自分に返ってくるものがある。

本気で行動する→自分の力がわかる→次への課題が見つかる→また本気で行動する

世界チャンピオンになる人は、こんな思考サイクルを持った人なのです。

「どうしたら努力ができるようになるのか」という質問に対して、ご両親への感謝をあげていました。

おそらく、察しのよい大人を演じて、傍らで優しく見守っていたのでしょう。

本人のチャレンジには、口を出さずにじっと見守る。

親が、自分の価値観でネガティブな情報を与えてしまい子どもたちの意欲を削いでしまうことがあります。

どんどん子どもたちにはやってもらえばいいのです。それが努力する才能につながるのでしょう。

 

[youtube]http://www.youtube.com/watch?v=7t1sMH0Tqpw[/youtube]

 

それにしても話がわかりやすくて、ハキハキとしゃべる川嶋さんは見事でした。

スポーツ選手って、意外にも話すのが苦手な人が多いのですが、いい意味で期待を裏切ってくれました。

人前では、明るく笑顔で話すこと

これも改めて大切だと再認識させられました。

そんな川嶋さんは、苦労を共に過ごした奥さんと世田谷でオリジナルジュエリーショップを営んでいます。

川嶋勝重夫妻のオリジナルジュエリー・リング

きっとこの世界でも、努力ができる人として活躍するのだろうと信じています。

出会いに感謝!楽しかったあ。

桑原 昌之

くわさん✨️
スポーツと教育の現場に関わる教育研究家
「ともに歩もう、この先の秦野へ」秦野市議会議員
■詳しいプロフィールはこちら

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スポーツ
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