
5月の陽気で一気に桜の花も開いた一日、今日は勤務校の卒業式がありました。
なんだか不思議な感覚です。
18年前…
同じ学校の同じ体育館で卒業生を見送りました。
当時は3クラスあり児童数も100名を超えていた。
ところが…
今回の卒業生は2クラスで78名という児童数。
18年前に多くの子どもたちがいた住宅地の子どもは激減。
同じような現象は全国各地で起きているのは周知の通りです。
さまざまな原因が指摘されていますが…
ボクらの世代が生きた時代にも大きな問題があったと思っています。
「24時間、戦えますか?」
というようなCMが流れていたバブルを知る世代です。
身体を壊してでも金儲けをする。
借金をしても給料は爆上がりするからOKなんて言う人たちもいました。
ところが…
バブルは弾けて、リーマンショックにも襲われて経済は低迷。
なんとかしなくちゃいけないのに政治の世界もガラパゴス。
同じように教育の世界も進化のスピードは牛歩の様相です。
とはいえ現場の先生たちが手を抜いているわけがありません。
目の前の子どもたちに全力で向き合っている人がほとんどなのです。
でも…
未来を創造する余裕がありません。
増えつつづける不登校児童生徒と休職、退職する教職員。
大きな課題を抱えています。
子どもたちも保護者も教職員も必死なのに…
現状を打破するのは並大抵のことではありませんが…
「みんなで何とかしよう!」
という声は上げ続けたいと思っています。
未来を担う子どもたちのために、大人が頑張れる環境を築きたい。
皆さんの知恵が必要です。
ぜひ、貸していただきたいと思います。
あっ!卒業おめでとうございます!