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部活動の地域移行って可能なの?

朝から冷たい雨となった丹沢大山の麓。

あまりにも寒いので慌てて長袖を着込みました。

各地で作物に影響があるのではないかと心配になりますね。

今日は午後から久しぶりの会議へ出席。

リアルだと改めて気づきがあるものです。

対面で会話ができるのは嬉しい。

と言っても十分な時間はありませんでしたが…

多く時間を割いたのが神奈川県の各担当部局から報告。

詳細は以下の通り。

報告
1.県内の総合型地域スポーックラブの創設状況について
2.令和4年度広域スポーツセンター活動事業報告について
3.令和5年度広域スポーツセンター活動事業について
情報提供
1. 学校部活動の地域移行について(県保健体育課・県スポーツ課)
2. スポーツ推進計画の見直しについて(県スポーツ課)
3. 県民スポーツ月間について(県スポーツ課)
4. 3033運動推進事業について(県スポーツ課)
5. 運営方針、活動事業について(一般社団法人神奈川県障がい者スポーツ協会)
6.登録・認証制度について(公益財団法人神奈川県スポーツ協会)
7.活動事業について(一般社団法人神奈川県総合型スポーツクラブネットワーク)
8. 未病改善の取組について(県健康増進課)
9. その他(事務連絡・質疑応答)

2時間に渡り、ひたすら報告を聞く根性が必要でした。

特に注目が集めているのが部活動の地域移行。

【参考資料】【資料2-1】運動部活動の地域移行について (mext.go.jp)

聞いていて思ったことは、行政あるある。

それぞれの担当レベルでは、相当な労力を使っている。

それでも、やっぱり縦割り感は否めないのです。

課題が示され施策についても語られるけれどスケジュールが曖昧。

予算についても具体的な金額までは不明。

「検討」という言葉も多用されます。

教育行政にも携わっていた経験から「検討」は「見送り」も含む。

つまり「検討した結果、計画は撤回」なんてこともあるのです。

「部活動移行によって総合型地域スポーツクラブにもチャンスが」

と言う人たちもいますが、事は簡単ではありません。

十分な対価が支払われることなく、受託するクラブはあるだろうか。

そもそも、スポーツ指導者は十分な収入を見込める状況ではありません。

おまけに人材不足で複数クラブで指導するコーチたちもいる。

クラブ側にも部活動移行に関われる体力がないのです。

そして、学校サイドからも部活を地域へ移行させることに慎重論もあります。

当然かもしれませんが、指導者資質を問われること。

「地域スポーツの指導者には専門性がありますが人間性も必要」

なんて声も聞かれるのです。

「いやいや、かなり素晴らしい指導者もいますけど」

とスポーツと教育の両面を見てきたボクは反論したくなりますが。

こういっためんどくさいことも乗り越えないと実現は難しいんですよね。

さらに教員の超過勤務や人材不足も追い打ちをかける。

行政、学校、スポーツクラブ、それぞれが様子を見ている状態

「できることから」

というのはまさにその通りなのですが…

ヒト、モノ、コト、カネの問題がクリアにならないと動けない。

そうなると気がかりなのが子どもたち。

やりたい種目がないという状況が更に深刻に。

それも予想以上に加速度を上げて進行するでしょう。

大人の論理も大切ですが、それ以上に大切なのは子どもたちの意見。

ちゃんと聞いてくれているのだろうか。

部活動の地域移行をどのように進めるのか…

この課題についても早急に話し合いを進めて取り組まなければいけません。

よりスピーディーな動きを求めて声を上げられたらと思っています。

運動部活動の地域連携や地域スポーツクラブ活動移行に向けた環境の一体的な整備:スポーツ庁 (mext.go.jp)