子育て世代のパパとママへ!子どもには、子どもなりの咲き方があるものです。

小さな花でいいんだよ 教育

小さな花でいいんだよ

本格的な春を迎えようとしています。

桜も花芽が少しずつふくらんで開花が待ち遠しい。

小学校入学を控えているお子さんのいるパパとママたちも、ランドセルを背負って登校する我が子の姿を想像するだけでワクワクしているのではないでしょうか。

子育てと20年超の学校現場での経験から、少しだけアドバイスをさせていただきます。

 

「できること」をたくさん探してあげましょう。

子育てをしていると、他の子たちと同じようにできない我が子を見て「なんでそんなこともできないの!」とイライラしてしまうことがあります。

子育て世代向けの雑誌などから得られる情報を見ながら、「せめてこれだけはできていないといけないよな」などと考えてしまいがちですが、それはそれです。

無視しましょうということではありたせんが、参考程度にとどめてほしいと思います。

「できないこと」にフォーカスすると、ついついイライラしてまい子どもたちの成長を見逃します。

小さなことでもいいんです。

「あ!こんなことができるんだ。すごいね!」とほめてあげて欲しいと思います。

 

「ほめること」で「もっとやりたい」を育みましょう。

ちょっとした出来事でも「ほめること」で子どもたちは、「次もやってみよう」という気持ちが生まれます。

茂木健一郎氏『脳を活かす勉強法』(PHP)においてもこんなふうに書かれています。

喜びを感じることで、「快感」を産み出す脳内物質「ドーパミン」が分泌され、脳はその快感を再現しようとして脳内に新しいシナプス(神経回路網)を形成する。それにより快感を生み出す行動が次第にクセになり、繰り返していくうちにその行動が上達していく…。

ほめられる→喜びを感じる→「ドーパミン」が分泌→脳内に新しいシナプスが形成される

こんな感じで、「もっとやりたい」という気持ちが育まれ子どもたちのチャレンジする力も身についてきます。

 

子どもには、その子なりの成長がある。一緒に楽しんで

学歴の高いパパやママが陥りやすいのが、いきなり子どもたちが自分たちのようになることをイメージしてしまうこと。

子どもたちは、自然の中で遊んだり、いろいろな所へ出かけたりした中で育ちます。

また、パパやママたちが過ごした子ども時代とは社会も変化しています。

子どものもつ能力は、パパやママたちとは違うこと。

子どもたちが置かれている環境はパパやママたちの時代とは全く違うことをしっかりと認識したいものです。

必要以上に稼がず、ムダなものを持たない若者たちも増えていると言われる現代ではパパやママたちが歩んできた社会とは全く違います。

 

「100点」のテストを子どもが持ち帰ると嬉しいけれど…

国も教育産業も「学力向上」と声高に叫んでいます。

もちろん、小学校現場でも基礎基本を大切にして学習に取り組ませています。

基礎基本を身につけて、応用しながら自分でどんどん学んでいくことが大切なのですが、基礎基本一辺倒な空気も否めません。

「100点」は確かに素晴らしいのですが、そこへ至るまでのプロセスが見落とされがちです。

「どうして100点が取れたのかなぁ?」

そこには、「授業中に先生の話をよく聞いていた」とか、「しっかりと復習をした」とか「粘り強く学習ができた」とか子どもたちなりに努力したことがあるはずです。

子どもたちと対話を楽しみながらふりかえりをしてみてください。

 

子どもたちからどう見えているかを考えてみるとラクになります。

同じものを見ていても、大人と子どもでは見え方が違います。

学ぶことも同じです。

子どもたちには、子どもたちなりの学びがあります。

子どもたちからどう見えているかを意識すると、「なんでこんなことできないのかな?」とイライラしなくてすみます。

子どもには、子どもなりの咲き方があるものです。

そう考えつつ、子育てを楽しんでいきましょう。

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