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クラブや学校は公共財だ!

組織は誰のためのものなのか。

組織は誰のためのものなのか。

夏の合宿がスタートしているだろう全国各地のサッカークラブ。

中学校、高校、大学、社会人、Jリーグを含めて共に考えたいことがあります。

「クラブは地域の公共財である。」

この視点に立って活動に携わっているでしょうか。

そして、夏の研修がスタートしている全国各地の学校。

小学校、中学校、高等学校、特別支援学校、大学なども含めて共に考えたい。

「学校は地域の公共財である。」

忘れられがちなサポーターの存在

経営陣、指導者、サポーターのおかげで選手はピッチに立つことができるもの。

選手たちは、楽しそうに思いっきりサッカーをする。

指導者は、一人ひとりの選手の成長に必要なサポートをする。

経営陣は、そんな選手や指導者を支える環境を構築する。

もちろん、お互いがみんなのおかげで楽しんでいる。

忘れられがちなのは、様々な分野の人たちから構成されるサポーターの存在です。

サポーターをないがしろにして、ついつい自分たちだけの世界観を構築してしまう。

選手たちの活動を支えてくれる人たちは、実に多様です。

その時に関わっている保護者だけがサポーターではありません。

練習や試合の後に立ち寄る食堂のおばちゃんや、行き帰りに声をかけてくれるおっちゃん。

リハビリを支える街のトレーナーさん、学校の先生や塾や習い事の先生。

グランドの維持管理をしてくれているシルバーの人たちや後ろにいる行政の人たち。

挙げたらきりがありませんが…

見ようとしなければ、全くもって見えてこないサポーターがたくさんいるのです。

開かれたオープンな組織であれ

JリーグクラブであろうとU-12の街クラブであろうと規模は違えど構造は同じです。

選手がいて、指導者がいて、運営スタッフがいる。

そこに、多様なサポーターの皆さんがいる。

残念なクラブは、そこにベルリンの壁や38度線のような強大な壁を築くのです。

「我々はオープンな組織です!どんどん意見を出し合いながらみんなでやりましょう。」

といいながら、スタッフが入れ替わったりクラブの歴史を重ねると忘れられていくのです。

いつしか、「こちら側」と「あちら側」に分けてしまうようになるのです。

そうして、クラブとサポーターに溝ができます。

クラブからサポーターは時として厄介者として扱われ、サポーターは見向きもしなくなる。

気がつけば、観客動員も減少し、運営が苦しくなり成績も低迷する。

放っておけばクラブは消滅を免れないでしょう。

学校も同じで、子どもたちがいて、先生たちがいて、保護者がいる。

そこに地域住民や行政の人たちもいる。

ところが、学校は内に内へと隠ってしまって気づいたら大きな溝ができてしまう。

放っておけば学校もどんどん魅力を失っていくことでしょう。

そこに必要なのは「オープンマインド」

そして、関わる人たちが常にで当事者意識を持つことです。

どんな関わり方であろうと「みんながクラブの仲間=ファミリー」なんですから。

そんな気持ちでクラブや学校のVisionを大切にしながら歴史を重ねることが大切です。

クラブや学校は公共財だ!

クラブや学校に関わる人たちは、みんな「ファミリー」です。

どんな小さな関わりでも大切な「仲間」だということをけして忘れてはなりません。

「そんなの分かっているけどさ、モンスターペアレントとかいたらどうするの?」

「そりゃ理想論だよ。とんでもないサポーターだっているんだぞ。」

なんてことを言われるかもしれません。

そんな時は、そういった人たちの話をとことん聞けているか自問自答してみてください。

そういった人たちは、実はクラブや学校側の対応によるが生み出しているのかもしれません。

視点を変えれば「問題」は「解決すべき課題」になるので大丈夫です。

できる限りアングルを合わせて「対話」をすることで一つずつ解決を試みるのです。

そして、サポートしてくれている皆さんに感謝の気持ちを常に持つことです。

ビッグスポンサーばかりを大切にしているようでは話になりません。

どんな些細なことでも応援してくれるサポーターさんたちは大切にしたいものです。

湘南ベルマーレクラブスローガン

こちらは、ずっと応援している湘南ベルマーレのクラブスローガンです。

「たのしめてるか?」

ってのは、そこに関わっている人たち全てに向けてのメッセージ。

何も自分たちのクラブ内だけで楽しもうって話ではないのです。

「それぞれの人たちが、それぞれ楽しめているか?」

関わり方や感じ方は人それぞれでいいのです。

みんなの「たのしめてるか?」をボクは大切にしたい。

「クラブや学校は公共財だ!」

そんな思いも持ち続けて、スポーツ界や教育界の皆さんと共に考え続けたいなあ。

そんなことを思う夏の朝です。