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「置き勉する?しない?」そんなことは自分で決めよう!

ランドセルと置き勉の話

ちょっとビックリするようなニュースが教育界を賑わせています。

文科省が、わざわざ「置き勉」を認めるように通知を出すという話です。

ボクがいた学校では「置き勉禁止」について職員会議で真面目に議論したことはない。

「置き勉する?しない?」そんなことは自分で決めればいいことだからです。

ちょっとビックリというのは「通知」よりも「置き勉禁止」そのものです。

教室で子どもたちは、様々な姿を見せてくれました。

基本的には、登校したら家で準備した教科書やノートを机の中にある道具箱にしまいます。

下校時には、持ち帰るが基本であるということを教えますが強制ではありません。

そして、宿題や次の日の時間割を念頭に置いて教科書やノートを置いていくこともある。

「明日も、算数あるから教科書・ノートはお泊まり学校ねー!」

なんていう具合に、ちゃんと指示も出します。

そんなことを低学年で繰り返して行くと、子どもたちは自分で考えるようになります。

高学年になると宿題も「すき間時間」にやってしまい全教科を置いていく子も出現します。

ボクのクラスは「自主学習」だったので、やりたい教科を持って帰るのが基本でしたが…

ランドセルには筆箱だけなんていう子もいるくらいです。

中には「全部を持ち歩いていないと不安だ!」という子もいます。

それはそれで優しく受け止めてあげて欲しいと思います。

今回のニュースで考えなければならないこと…

一番の問題は、自分の行動を自分で主体的にコントロールできないことじゃないでしょうか。

先生たちも自分で考えず、ただルールだから禁止してしまうことが問題ではないでしょうか。

自分のことなんだから責任をもって自分で決めてもらればいいだけの話。

「置き勉したら宿題ができなくて困った」

なんてことだって貴重な体験だし、自分の頭で持ち物を考えるのって大切じゃないですか。

主体的に生きる大人になるためにも大切なことですよ。

というわけで…

「置き勉する?しない?」そんなことは自分で決めよう!

桑原 昌之

スポーツと教育の現場に関わる教育研究家。
秦野市議会議員としても笑顔で活動中!
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