ちょっとビックリするようなニュースが教育界を賑わせています。
文科省が、わざわざ「置き勉」を認めるように通知を出すという話です。
ボクがいた学校では「置き勉禁止」について職員会議で真面目に議論したことはない。
「置き勉する?しない?」そんなことは自分で決めればいいことだからです。
ちょっとビックリというのは「通知」よりも「置き勉禁止」そのものです。
500RT:【体に負担も】文科省、「置き勉」認めるよう全国の教育委員会に通知へhttps://t.co/6I24TBA3zL
教える量の増加で教科書が分厚くなるなどし、重量が増えて腰痛となる子どもたちも出始めていた。NHKニュース報道。 pic.twitter.com/WQenECuZEQ
— ライブドアニュース (@livedoornews) 2018年9月3日
教室で子どもたちは、様々な姿を見せてくれました。
基本的には、登校したら家で準備した教科書やノートを机の中にある道具箱にしまいます。
下校時には、持ち帰るが基本であるということを教えますが強制ではありません。
そして、宿題や次の日の時間割を念頭に置いて教科書やノートを置いていくこともある。
「明日も、算数あるから教科書・ノートはお泊まり学校ねー!」
なんていう具合に、ちゃんと指示も出します。
そんなことを低学年で繰り返して行くと、子どもたちは自分で考えるようになります。
”置き勉” 一部の小学校ですでに容認の動きも 東京 #nhk_news https://t.co/YD2Y0WNWbV
— NHKニュース (@nhk_news) 2018年9月3日
高学年になると宿題も「すき間時間」にやってしまい全教科を置いていく子も出現します。
ボクのクラスは「自主学習」だったので、やりたい教科を持って帰るのが基本でしたが…
ランドセルには筆箱だけなんていう子もいるくらいです。
中には「全部を持ち歩いていないと不安だ!」という子もいます。
それはそれで優しく受け止めてあげて欲しいと思います。
今回のニュースで考えなければならないこと…
一番の問題は、自分の行動を自分で主体的にコントロールできないことじゃないでしょうか。
先生たちも自分で考えず、ただルールだから禁止してしまうことが問題ではないでしょうか。
自分のことなんだから責任をもって自分で決めてもらればいいだけの話。
「置き勉したら宿題ができなくて困った」
なんてことだって貴重な体験だし、自分の頭で持ち物を考えるのって大切じゃないですか。
主体的に生きる大人になるためにも大切なことですよ。
というわけで…
「置き勉する?しない?」そんなことは自分で決めよう!