早朝、目が覚めるほどの雨が降る3連休の朝。
生まれ故郷にやって来て、何とも穏やかな時間を過ごしています。
今日は、祖父母に改めて感謝する一日。
親戚が集まり、菩提寺のお坊さんがやってきて法要が営まれる。
祖父の3回忌であり、祖母の13回忌が執り行われました。
「故人を偲び感謝する時間にしてください。」
お坊さんからの一言です。
祖父母が生まれ育った時代、そして母を育てた時代。
さらにボク自身が育った約50年という年月を振り返りながら一日を過ごします。
戦時中、もしも祖父が海でなくなっていたら母もいないしボクはいない。
戦火をくぐり抜けて来た祖父母がいて母たちがいる。
そして、ボクら子どもたちが生まれて育てられてきました。
戦前のアルバムや戦後のアルバムをめくります。
戦後、22年を経過しようとする頃にボクも登場します。
もう50年以上も前のことなんだと思うとビックリしてしまいます。
でも…
玄関を開けると目の前の光景は幼い頃の記憶とは違って見えます。
田んぼはなく、道路は舗装され会津バスまで走っている。
たしかに道路が建設される光景も見てきたけれど…
自分が知らない時に、どんどん町の風景が変わっていったことがわかります。
それでも変わらないのが家の中の空気感でしょうか。
すぐそこに祖父がいて祖母がいる感じがするのです。
夜は、従兄弟とその息子たちと会津の酒で一献。
時代はめぐり、若い世代の台頭を予感させる時間でもありました。
受け継がれた命のリレー、大切にしたいものです。