越境して戦いアウェーで成長する。

Number 961

週末、決まった時間になると急いでテレビのチャンネルを「12」へ回す。

まだ、ビデオなんか家にない時代…

しかも、サッカーなんて週に1回しかテレビでは見られなかった時代…

ボクがサッカーボールを蹴り始めた1977年頃の話です。

年配の人たちは、みんな知っている「三菱ダイヤモンドサッカー」(テレビ東京)

その頃のボクらはワールドカップなんて遠い世界の話だと思っていました。

ところが…

その画面の中に一人の日本人が登場するようになります。

当時、ドイツで活躍する奥寺康彦さんです。

サッカーマガジンでは、1FCケルンが優勝してシャーレを掲げる奥寺さんの姿がありました。

それでも、たった一人で世界なんて遠い世界です。

やがて、ちょうどボクと同い年の若者がブラジルへ旅立ちます。

そう、今ではキングカズと呼ばれる三浦知良さんです。

まだ現役でプレーする彼は最も尊敬する選手。

昨年まで東京都社会人リーグ(4部)でプレーしていたボクは11番をつけてキングカズ気分。

さて…

今では、本当に多くのサッカー選手が海を渡っています。

それも少しずつ増えていき、いろんなカテゴリーでニュースにならない日本人選手もいます。

そんな彼らが目にしてきた選手たちを特集しているのがNumberです。

中田英寿さんの特集から始まりますが、ボクが気になったのは同世代の小野・稲本のコンビ。

生で観た小野伸二は天才だと思ったし、稲本潤一は爽やかな笑顔なのに攻撃的なMF。

どちらも、まだ札幌で現役を続ける二人からも目が離せないのです。

「どうして、彼らはこんなにも楽しそうにサッカーをするのだろう?」

「どうしたら、ずっとプレーを続けられるのだろう?」

いろんな興味が尽きないのです。

よく考えてみれば、まだ中村俊輔もやっている。

続々と若手も出てくるのに、そんなことは彼らにはお構いなし。

越境して海外でプレーした経験が、とても生きているのだと思います。

そういえば、海外を経験している人生の大先輩や後輩たちはエネルギッシュです。

「アウェーを経験するといい!」

って口を揃えていうし、なんせ視野も広くバイタリティに溢れています。

じゃあ、国内だからってダメかというとそんなこともありません。

いつもとは違う地域へ足を踏み入れるだけでも完全にアウェーになります。

いつもと違う飲み屋に行くのだっていいでしょう。

全く見たことがない世界が待っているはずです。

「アウェーは人を成長させる。」

そう信じてボク自身も毎日を生きています。

やっぱり、サッカーって素敵だよなあ。