5月になりました。
今月もどうぞよろしくお願いします。
丹沢・大山の麓の朝は曇り空でした。
半袖だと寒く、長袖だと暑い、なんとも微妙な天候です。
本日の「くわさんぽ」は鶴巻温泉経由で善波峠を越えて秦野盆地へ。
奈良時代に整備されたといわれる矢倉沢往還を歩きます。
吾妻山・弘法山の北側、国道246号線と並行している。
江戸時代には東海道の裏街道として賑わったといわれる古道です。
今は何とも寂しく人の往来はなく、鹿の群れと出会うくらい…
旧善波トンネルを抜けると一気に秦野盆地へと下ります。
炭・わさび・干し魚・茶・たばこを担いだ人馬が往来していたとか…
昔の人たちの苦労を想像しながら歩き続けました。
途中、新採用の時にお世話になった先生ご夫妻とバッタリ。
あれこれと話しを終えて旧専売公社があった商業施設へ到着。
店内を一回りしたところで向かった先がこちら。
昨日、告知があったので作業を見てみたいと思って寄ったのでした。
筆を入れるじいとちえこさんの後ろ姿、かっこよかったです。
「なんで、こんなにあったかい感じがするのだろうか?」
シャッターアートを見ながら考えます。
よく見るとパレットでいろんな色を作っている。
混ぜ方によって唯一無二の色ができあがる。
水分量によっても濃淡が出てくる。
こういうのってデジタルじゃ絶対に出せないんですよね。
同じように見えても微妙に絵師の個性が出る。
混ぜるのは材料だけじゃないんです。
お二人の醸し出す世界観がシャッターアートへ反映されている。
なんとも温かみのあるシャッターアート。
機械的に作られたものではない。
「あー!混ぜるってこういうことかな?」
そこには人と人の繋がりが見えるんです。
さまざまな個性が混ざり合って生まれる世界観。
まだまだ知らない世界があるんじゃなかろうか。
今あるものをどう混ぜて新たな価値を生み出すか。
混ぜることで多くの人たちがハッピーになったら嬉しいですよね。
「混ぜることで何が生まれる?」
当面の課題となりそうです。
人生という名のボールは転がり続ける。