やや強めの風が吹いた丹沢・大山の麓。
地域で実施された総合防災訓練に参加してきました。
9時にサイレンが鳴って訓練がスタートします。
大地震を想定した訓練なので「シェイクアウト」が奨励されている。
小学生にはお馴染みですが、住民の皆さんには浸透しているのでしょうか。
その後、自治会で安否確認、自治会避難場所へ避難訓練。
安否確認には時間がかかる上に蒸し暑い。
役員さんたちは、参加者の健康状態も気にしながら誘導してくれている。
自治会の組長さんは持ち回りとはいえ平均年齢は高め…
広域避難場所には勾配のキツい坂が2箇所もあるので大変そうでした。
短い距離ではありますが、途中で休憩をいれる配慮もありました。
「実際には大雨かもしれませんし、まともに歩けないかもしれませんよね」
「もっと暑さが厳しい日に地震が来たら避難するのも大変ですよ」
「それにしても、この坂はキツいですよね。高齢者は大変だと思う」
そんな声を耳にしながら参加者の皆さんと歩いて鶴巻中学校へ。
間仕切り、災害用トイレ、搬送方法、防災倉庫の説明がありました。
ちなみに本日の総合防災訓練の詳細はこちら。
実際に被災したときに、全ての地域住民が集まるとは思いませんが…
「中学校の体育館としては小さくないかな?」
「校舎や小学校を含めたら、どれくらいの人たちが避難できるの?」
「消防団の人数は足りてるのかなあ?」
「16万人もいる中で防災システムはちゃんと機能するのかな?」
そんなことを感じてしまいました。
実は長野で仕事をさせてもらった時代に台風19号で被災した経験があります。
町役場と消防団、地域住民との連携は日頃の共助が生かされていた。
冬は氷点下10度を下回るほどに寒く、地域のことは地域で解決する意識が高い。
ボクの感覚では秦野には薄いと思われる共助のコミュニティが佐久穂町にはあった。
「どうしたら佐久穂みたいになるのだろうか?」
そんなことを考えてしまった日曜日となりました。
住民意識の向上は喫緊の課題なのではないかと思います。