今にも雨が落ちてきそうな丹沢・大山の麓。
それでも大山山頂には雲がかからず日中はセーフ。
ちょっぴり寒くて桜の開花はもう少し。
午前10時に伊勢原某所へ集合。
久しぶりにペダルを漕ぐこと30分ほどで到着。
以前は荒れた竹林だった斜面は綺麗さっぱり。
この斜面に桜の植樹をするのだという。
合計で100本近くとのことで今日は47本を植えるとのこと。
老若男女が集まってキッチンカーも来ている。
そこへ坐禅を終えたサッカー少年たちがやって来た。
作業が始まる前も何だか楽しそうだ。
「植樹?なにそれ?」なんていう雰囲気は微塵もない。
植樹会場へと移動する。
いつもサッカーボールを追いかけている彼らは足取りも軽やかだ。
植え方をレクチャーしてもらって作業開始。
なかなかの斜度なんぞ全くもってお構いなし。
グイグイと登って小さなシャベルで土を掘り始めた。
竹林だったこともあり根に先端があたる。
「うわ!これ自然薯じゃね?」
「いやいや竹の根っこでしょ」
「あー!シャベルが曲がった(笑)」
ワイワイと掘っていくがなかなか進まない。
やがて援軍がやって来て大きなシャベルでグイッと掘り返す。
掘った穴にスッポリと桜の苗は収まった。
周辺に多く生息するシカに食べられないようにシートも巻いた。
気がついたら彼らはサーッと他の所へサポートに入る。
みんなの協力もあって無事に全ての桜が植樹された。
集合場所にはキッチンカーなどが並んでいる。
ラーメン、クレープ、おにぎり、お弁当、レモネードなどがある。
披露されたダンスも楽しみつつランチをいただくサッカー少年たち。
坐禅をしたり、こういったイベントに参加したり…
普通に考えたら変なサッカークラブだ。
春休みなので練習試合とか合宿へ出かけていても良さそうなのに。
ところが…
実はこういうところにサッカーが上手くなる秘密がある。
更に付け加えると生きていく上で大切なことを体験しているのだ。
「サッカーばっかりやって来たから後で困るんだよ」
プロサッカーの現場で囁かれる声がある。
「選手寿命は短く、人として生きていく時間の方が圧倒的に長い」
だからこそ…
植樹をしてみるのも貴重な体験となる。
ボクも関わっている変なサッカークラブは伊勢原にある。
そうそう…
子どもだけで大会を運営することで注目されている。
変なサッカークラブだけれど、そこは笑顔にあふれているよ。
こんなのもやってます。
興味がありましたら是非お仲間に!