勤務校で湘南ベルマーレ小学校体育巡回授業が行われました。
ホームタウン10市町の小学校の正規の授業の中でベルマーレのコーチが子どもたちにボール運動を指導しています。
スポーツの楽しさを伝えるために授業では様々な工夫が凝らされています。
2001年からスタートし、初年度は年間60校程度を巡回しましたが、現在は年間130校以上の小学校を訪れ、日々子どもたちの笑顔に出会っています。 2010年2月には延べ参加人数が10万人を突破しました。
2001年がスタートだったんですね。
そういえば、最初の頃に鳥飼さんにやってもらったことを思い出しました。
あれから既に11年も経っているとは…
ちなみに今日は、一場コーチと江原コーチにお越しいただきました。
始まる前に子どもたちと対話。
「これからベルマーレのコーチとサッカーとかやるんだけど、どんな気分?」
「ワクワク、ドキドキかなぁ。」
「楽しみ!」
「早くやりたい!」
というポジティブな思いもあれば
「うまくできるか心配…」
「サッカーって苦手…」
「面白くないかも…」
というネガティブな反応もありました。
いよいよ、二人のコーチと対面です。
気の早い子どもたちは、集合時間を完全にフライングするほど…
期待と不安が入り交じった中で、授業スタート!
「あいさつって大切だよね。」
と軽く話をしつつ自己紹介で、一気に子どもたちのハートをつかむコーチたち。
最初に話の聴き方について約束をして、アクティビティへと進みます。
男子は、ボール運動からスタートしてドリブルやコーンシュートを楽しんでから最後はゲーム。
女子は、氷鬼から始まってドリブル、コーンシュートを楽しんでゲームという流れ…
子どもたちは、笑顔と一緒にボールを追いかけドリブルしたりシュートしたりと楽しそうでした。
活動中、コーチたちは頻繁に子どもたちをほめます。
プレー中は、
「ナーイス!」「いいねー!」「すごーい!」
を連発します。
かと思えば集合したときには、
「こんなシーンがありました。コーチは素晴らしいと思いました。拍手!」
というような流れで、とにかくほめます。
「ほめる」ってなかなか難しい行為です。
上手に「ほめる」には、きちんと「ほめる」場面を見ておかなければなりません。
コーチには、高い観察能力が求められます。これは、教師にも求められる能力です。
そして、プレーに対してだけではなく「協力すること」や「思いやる心」が見られたシーンでもほめる。
ほめられながらプレーした子どもたちは、
「楽しかったあ」 「えーもっとやりたい!」
と満面の笑みで授業を終えます。
終了後、子どもたちには感想を書いてもらいました。
「サッカーは上手くできないと思っていたけど楽しかった。」
「サッカーのことだけじゃなくて、協力することを教えてもらった。」
「授業じゃないみたいに楽しかった。」
という率直なコメントをもらい、開催できて良かったなぁと嬉しい限りです。
この授業には、全ての先生たちに観て欲しいことがギッシリと詰まっています。
ただベルマーレがやって来て、サッカーを指導してくれるんでしょ。
なんてかるーく考えていたら大間違いです。
年々バージョンアップされ、質の高いプログラムになってきています。
たまたま受けることができた学年の先生だけが見るのももったいない。
勉強になりますよ~
というわけで、小学校の先生方を対象とした「ボール運動でチームビルディングをしよう(仮題)」とテーマで講習会を1月に開催することに…
こちらも楽しみな企画です(^^)
今日もいろいろと勉強になりました。感謝!