高円宮杯 第27回全日本ユース(U-15)サッカー選手権大会神奈川県大会
負けたらおしまいというプレッシャーの中で、中学校最後の大会を戦う彼ら。
今夏、全日本クラブユース選手権を残り8分で逃した湘南ベルマーレ小田原。
この大会で負けるわけにはいかない意地があります。
ベスト8をかけた戦いは、ヴェルディ相模原SSが相手。
小さくてもボールフィーリングに長けた選手が多く、試合巧者でもある難敵。
次男がユースまで6年間所属していたこともあり、侮れないチームです。
湘南ベルマーレ小田原は、夏休みに入りあちらこちらで強化を続けてきました。
誰がピッチに立っても、それぞれの特徴を出せるチーム…
しかし、この試合は本当に苦しい展開となりました。
開始直後は、ボールを支配。
前半7分には、こぼれ球を三男が豪快に蹴り込み先制します。
得点力のあるFWめがけてロングボールで攻めてくるヴェルディ相模原…
ミスに乗じて簡単に同点ゴールを奪います。
前半1-1で折り返し後半へ。
後半は開始から湘南ベルマーレ小田原がヴェルディ相模原ゴールへ迫ります。
でも、決め手がないままカウンターでピンチを再三ピンチを招く展開…
そして警戒していたFWのスピードにたまらずPKを献上して逆転を許します。
パニック状態の湘南ベルマーレ小田原にたたみかけるヴェルディ相模原。
ボールを細かく繋いで、最後はエースが決めて1-3となってしまいます。
完全にヴェルディ相模原のペースに…
時計の針は刻々と動き続けていました。
そんな中でも少しずつペースを取り戻してきた湘南ベルマーレ小田原。
細やかなパス交換で相手ゴールへ迫ります。
1点差となっても重苦しい雰囲気は続きます。
ここから苦しい試合を続けてきた夏を思い起こしながら意地を見せてくれます。
同点ゴールは左サイドから技ありゴール…
残りは2分…
PKも視野に入れなければならない展開でも攻め続けた湘南ベルマーレ小田原。
後半途中から投入されたFWがPKをもらいついにゲームをひっくり返します。
わずか10分の出来事…
誰もが負けを覚悟した試合。
選手たちのあきらめない姿勢は、素晴らしいものでした。
負けてしまったヴェルディ相模原…
彼らも立派でした。
最後まで味方を鼓舞し続けるGKにDF。
読売クラブを彷彿させるドリブラーのいるMF陣。
そして鋭い武器を持つFW陣。
戦うメンタリティは、まさしく「緑のハート」
ナイスゲームでした。
【高円宮杯 第27回 全日本ユース(U-15)サッカー選手権大会 神奈川県大会
兼 第6回 神奈川県U-15サッカー選手権大会】
3回戦(ベスト16) 湘南ベルマーレ小田原 4-3 ヴェルディ相模原SS
(2015.09.24 15:20キックオフ @かもめパーク)