高校サッカーを久しぶりに生観戦。
チームカラーだけでなく個々の選手の特徴もよく見えるゲームは魅力的でした。
試合前から相手チームの情報を入手して80分のプランを考える。
どんなシステムで戦うのか。
誰をどこで出場させるのか。
どの時間帯で何をするのか。
選手もスタッフも頭をフル回転させて戦います。
今日のゲームは、昨年のインターハイ全国2位vs県立の伝統校という対戦。
大方の予想通り、前半は日藤が鎌倉陣内でボールを支配する展開に。
押し込まれている側はしっかり守って僅かな隙をついてゴールを狙う。
11人全員が引いているけれど、GKの正確なパントキックから一気に攻め込む。
そんな場面が多く見られました。
そして、ロングスローもあるし、多彩なドリブラーもいる。
日藤も個性を存分に出しながら前半2点を奪い後半へ突入。
県内のタレントも揃っているだけに、さすがだなという印象です。
「やっぱり日藤強いねー!」
とハーフタイムの観戦者の声が耳に入ります。
そうは言っても…
「なんかあるよね?」
という予感は的中、後半直後から2人を交代させた鎌倉が積極的に前へ。
ボールを奪われたときに追加点を献上するリスクもあるわけですが…
早い時間帯にドリブルで切り込んだ選手がペナルティーエリアで倒されPK。
ゲームの流れは一気に変わるはずでしたが、日藤GKの好セーブで無得点。
日藤は、なかなか追加点を奪えずに時計の針は刻々と進みます。
圧倒的にボールを支配されてた鎌倉もCKから1点をもぎ取る。
アディショナルタイムは4分…
最後は日藤がボールをキープし続けて2-1でタイムアップ。
何が良かったかというと、どちらのチームも選手の個性が見える戦いをしていたこと。
ベンチにいる選手も含め、どうすれば勝利をつかむことができるのか。
相手を切り裂くドリブル、ロングスロー、多彩なパスにコーチング…
あげればキリがありません。
チームとして細やかなルールはあるけれど、個性も十分に出す。
これってなかなか難しいことなのですが、両チームともしっかりできていたという印象。
ナイスゲームでした。
ちなみに…
我が家のサッカーボーイズ3号はベンチで出場機会はありませんでした。
それでも、彼は彼なりにアップエリアから声を出してチームを鼓舞。
やがて、彼の持つ強烈な個性で貢献できる日が来るはず…
楽しみは尽きません。
Enjoy Football.