気温が高めで霧がかかる水曜日の朝となった。
桜は今が見頃だろうか。
青空だったら美しさも倍増となるだろうが、霧もまたいいもんだ。
今日も子どもたちがやって来る。
みんなそれぞれの物語の中で登校してくるのだ。
嬉しいのは笑顔が多いってことかな。
まだまだ緊張感もあるのかもしれないけれどニコニコ笑っている。
子どもたち同士、それぞれの距離を計っている時期でもある。
それでも今までの積み上げがあるからなんだかスーッとなじんでいる。
これは異学年のなせる業なのだろうなって思う。
新しい仲間たちがいても、ごく自然に受け入れる空気感がある。
「きみ何年生?」
なんて言葉を聞くこともない。
その子はその子なんだってことだよね。
特徴的なのは遊びの時間に現れる。
ここでも学年なんてごちゃ混ぜでよく遊ぶ。
ドッジボールに中学生から下学年が混ざっているのって面白い。
でも、これが大日向のごくごく自然な光景なんだよなあ。
よくある公立小学校の遊びの時間とはワケが違う。
必死にダッシュしてドッジボールのコートを足で描いて陣取る。
「ここはボクたち○年○組の場所だからな!」
なんてこともないしね。
なんとも微笑ましい光景を毎日のように見せてもらっている。
そんな子どもたちには感謝しかないんだよなあ。
夕刻には空気が入れ替わって花冷えとなった。
今夜はストーブが必要だな。