日本代表、はかなく散る。
そして、メディアやインターネット上では、いろんな人たちがいろんなことを言っている。
いいこともあれば、それ違うんじゃないかというのもあります。
とらえ方はそれぞれですから、いいでしょう。
サッカーでこれだけ議論ができる日本になった
ダイヤモンドサッカーを観ていた頃、サッカーの話なんかしても他の人たちは興味を示すことなどはなかった。
日本代表戦だって当日券で入れたし、国立競技場が満員なんてこともなかった時代があるのです。
それが、今やサッカーの話題であふれて、グループリーグを突破できないことに不満をもらす。
そんな時代になったのです。
ワールドカップなんて夢のまた夢だった時代もあるのに…
これって凄いじゃないですか。
たしかに結果はでなかった。残念だった。でも、こんな環境になっていることを素直に喜びたいです。
サッカー界は、常に世界を観て先端を走る
常に世界と戦う日本サッカーは、日々進化する世界基準とずっと格闘しなければなりません。
育成から普及までが一体となってワールドカップ5大会連続出場という結果を残したのは確かです。
特に末端にいる指導者にまでライセンスを求めてくるあたりは凄いです。
「世界がこうなっているんだから、U-12ではこんな指導をしましょう。」
ってな具合に…
そして、現場はそれなりに柔軟に対応してTRなどに反映させている。スキルはたしかに劇的に進化しています。
JFAが取り組んでいるような育成や普及は他の競技団体には残念ながらあまり見られません。
実は、教育界も同じですが…
結果を見つめて、次へ進めばいいんだ
何をやっていても、これが完全な正解はありません。
この4年間、日本代表は、やるべきことを信じて、自分たちのスタイルで戦い続けてきたのです。
前回と比較しても攻撃的なスタイルで行こうとしていたのは理解できます。
そこで、わかったことはまだまだ力がなかったということ。
かつてマラドーナのような強烈な個性を放つ選手が躍動している時代がありました。
90年頃からは組織的なチームが勝ち上がるようになって組織力が重視されるようになります。
でも今大会を見ていて感じるのは、組織力を上回る強烈な個性です。
「日本では規律を重んじるあまり、そんな選手は出てこない」というようなことも言われますが、そんなことはないと思っています。
さあ、4年後、いや8年後、12年後に向けても取り組みは始まっています。
がんばりましょう。
お疲れさま!日本代表。ありがとう!ザッケローニ