山手学院中学校にて、ヴェルディSS相模原U-13のTRM
選手たちのストロングポイントを細かく観察したいと思う試合…
意識したのは次のことでした。
チームみんなでゴールを奪おう!
どのポジションの選手もゴールを奪う意識をもってもらいたい。
FWやMFだけが点を取るわけではないのです。
というわけでゴールにこだわってもらいました。
・常にシュートを意識しているか?
・ゴールを目指すための視点は?
・チーム全員がシュートを打つには?
結果は、シュート12、ゴール2…
得点を決めたのはMFの2名でした。
打てるところで打たなかったシーンは5回ありました。
ゴールが見えたら打っていいじゃありませんか。
届かなくたっていいんです!
セットプレーでGKが上がってもいいんです!
DFはもちろんのこと、GKを含めてゴールを奪う意識を持ちたいものです。
サッカーの醍醐味はゴールを奪うことですから…
選手のストロングポイントを見つけよう!
自分の得意なことが表現できる選手は強いです。
どうやったら自分のストロングポイントを生かせるか考え続けることができます。
ということで…
・やりたいポジションはどこか?
・ストロングポイントはどこか?
・チームのためにというのはどういうことか?
4-4-2のスタートで、やりたいポジションに名前を書いてもらいました。
公式戦に向けてポジション争いを意識できる場面も想定しています。
調子が悪いから交替するということではないと、あらかじめ明言しておきました。
メンバー交替時には、必ずポジティブな側面をフィードバックしました。
「こういうところっていいよね。次は、こうしてみるともっと良くなるよ。」
感じで話すと効果的です。
「チームのためにストロングポイントをこういうふうに生かせるといいよね。」
というように、選手たちに具体的にイメージしてもらいます。
ポジティブな選手は、ポジティブな思考から生まれる
指導者や保護者にありがちな選手たちにかけてしまうネガティブな言葉…
「お前、使えない」
を筆頭に山ほどありますね。
そこで刷り込まれるのは、ネガティブな感情だけです。
指導者や保護者のフィルターだけで選手たちを見ているだけだとダメなんです。
虫の目で、選手の中に入り込んでみましょう。
ボールを受ける前に、何をしていたか…
その選手は、状況をどう分析し判断したのか…
スポーツには失敗は付きもので、その失敗を、どう生かすかが大切なこと。
「今のこうなっちゃったね。なんでだろうね?次はどうやってみる?」
選手たちと一緒に考えてヒントを提示してあげる。
自分でポジティブに考えることができれば、選手たちは自ら動き始めます。
良いメンタルモデルを構築するサポートをするのも指導者の役目…
しっかりと選手を見つめてポジティブな指導者になりましょう。
Enjoy Football.