なんとも心地のよい青空です。
体育では「走り幅跳び」をやっています。
6年の3クラス全てを受け持っているボクにとっても楽しい時間です。
「体育を科学してみよう!」
今年になって子どもたちと一緒に取り組んでいることです。
たた跳ぶのではなく、どうやったら跳べるのか原理を考えます。
筋力は即向上するわけではありません。
でも、子どもたち一人ひとりが持っている筋力をできる限り発揮させたい。
姿勢に始まり、助走のリズム、踏切の角度や目線、空中姿勢や着地など…
細かく分解しては解説を加えていきます。
物体が遠くに跳んでいくということは、どういうことなのか。
ソフトボール投げや跳び箱を思い出して、物体が遠くに跳んでいくエネルギーを考える。
ちょうど砂場の上にはプラタナスの実がなっています。
ある子は、その実をめがけて跳んでいきます。
高鉄棒のバーをめがけて跳んでいく子もいる。
それぞれの力に応じて、自分なりに楽しそうに跳んでいます。
瞬発系なので、持久系の運動との違いを話したり、成長期特有の障害について話したり…
休憩を入れる時も、ちょっとした知識を与えています。
そして、何よりも跳ぶ前のイメージが大切だと…
助走が始まったらあれこれ考えない。
無心で遠くに跳んでいけばいいのです。
そんな子どもたちを見ていて、あることに気づきました。
「人生も同じだったな(笑)」
そう、跳ぶ前にイメージをすること。
そして、スタートを切ったら無心になって一気に進めること。
秋晴れの大空へ跳んでいけ!