東海大学で行われた公認指導者研修会「かながわカンファレンス」へ
懐かしい面々に会えて嬉しい一日でもありました。
長らく指導の現場でもお世話になっていた方々や今でも継続して関わっている皆さんたち…
U-12の現場を中心にして指導者として関わってきたコーチの皆さん。
我が家のサッカーボーイズと関わってくれた皆さん。
スポーツマネージャーズカレッジサテライトで今でも関わってくれている皆さん。
参加者約300人に代表されるように神奈川の皆さんのサッカー熱は物凄いものがあります。
ここはホッとする場であると共に新たな学びが多い。
サッカーを通して教育について考える場面もたくさんありました。
例えば「規律」と「不規律」の話…
ポジションがあらかじめ決められているゲームとマンツーマンでのゲームの違い。
規律、スタンダードがあると確かに分かりやすい。
チームには約束事があるので即効性も出やすい。
まあ、ある程度はすぐに勝てるようになる。
これって一斉授業と同じだなって思いました。
逆にマンツーマンだと、状況が読みにくいので個人の判断任せになる。
そこには即興性のようなものが求められるサッカーになる。
これって対話型授業と似ている。
こういのってどっちがいいとか、そんな話になっちゃうんだけど…
どちらが大切とかいうのではなく、どちらも必要ってこと。
どちらにもメリットとデメリットはある。
そこを理解した上で、今チームに必要なことを考えることが大切。
さらに、チームのフィロソフィーは、イエナプランのコンセプトと繋がってみえる。
「○○のために○○という特徴を生かして、自分にしかできないことをやる。」
なんて言葉も自分のユニークさを認めようってことと繋がる。
そうだよなあ、自分のDNAは思う存分に発揮しよう。
「それがボクだ!」だってね。
最後に登壇してくれたのはベルマーレの監督である曺 貴裁さん。
大切にしていることにうなずくばかりでした。
「勝利することも大切だけど、この人に出会って良かったなって思えるようにしたい。」
ホントに温かい人だなあって思った。
「自分が思っていることなら自分で言う。」
なんて話もありました。
そうそう、よくコーチに代わりに言ってもらうなんてあるよね。
でも、違和感があるのは自分なんだから自分で言わないとね。
そして、やっぱり「長所とか得意なことを生かすことが大切だ」って話もありました。
「○○すれば良くなるぞ!」
と言ってしまったために、その選手の最大のストロングポイントが消えるかもしれない。
それって、教室でもたくさん体験してきたことなので深く共感したのでした。
見極めが本当に難しいんだよね。
下手したら素材を壊してしまうことがあるんだよなあ。
そして、いつでも「これで本当にいいのか?」って考えること。
例え連勝が続いているとしても常に更なる高みを目指す。
「これが正解」
なんてことはないんだから当然ですよね。
それから納得感の話も良かった。
さらに「選手のいい判断を大切にする」なんて話も良かった。
ルールを逸脱していても、それがナイスプレーならいいじゃない。
指導者が気づかなかったことを選手が気づかせてくれたのかも…
そんなことは日常茶飯事だったので妙に納得したのです。
サッカーの話だとスーッと入る(笑)
でもフィロソフィーは教育に通じるので、しっかりろ生かしたい。
学び多き一日に感謝。