久しぶりに公立小学校時代の「ベンチのある教室」の話をしようと思います。
この画像、なんだか分かりますか?
算数のプリントをやっている子にも絵の具の筆を止めてアドバイスする子がいます。
卒業間近でランドセルの絵を描いている。
算数の時間でも図工の時間でもない。
他には、漢字学習をしている子もいれば、新聞作りをしている子もいる。
おまけにボクの教室にはベンチがありました。
いつだって4人1組のアイランド型で子どもたちが過ごす。
そして、イエナプランのブロックアワーのような時間があって…
自分で選んで学ぶという教室でした。
端から見れば変わった教室ですが、ちゃんと理由があったのです。
学校研究のテーマは長らく「豊かに関わり合い共に学び合う」ってことでした。
豊かな関わり合いは「学ぶ」ことを楽しくさせる!
授業公開から一夜明けて研究協議がありました。 一晩寝かせて、皆さんからいろいろなフィードバックをいただきました。 「豊かに関わり合い共に学び合う」という視点では○ 「算数としては?」というような評価でしょうか。 1時間で全てを表現するって難...
そんなベースがあってこその実践だったということなのです。
やってみたいからとかそういう単純な理由ではなく…
みんなで話しあった学校としての教育哲学みたいなものがあって…
ボクはそこに自分が学んだことを実践に生かしただけなのです。
授業中だけでなく日常を貫くコンセプトが大切だ!
校内研究の一環として授業を公開しました。 研究テーマは、「豊かに関わり合い共に学び合う子ども」 今回は、5年算数「単位量あたりの大きさ」でチャレンジです。 自分のペースで進める学びの時間 算数の時間、子どもたちは自分のペースで学んでいきます...
ちゃんと学校としてのベースがあって、そこにスパイスをかける感じ…
豊かに関わり合うことが、共に学び合うためには絶対に必要。
だからこそ、圧倒的な対話量を生み出す仕掛けを取り入れたのです。
これにはヒントがありました。
授業を完全にモデルチェンジしたきっかけ
毎年のようにJFA・SMCサテライト講座 in 神奈川の運営をサポートさせてもらっています。 2008年に本講座を受講させていただいた後、恩返しの意味も込めての3日間なのですが… 今年は、中日に大切な仕事があって初日と最終日だけとなります。...
JFAスポーツマネージャーズカレッジで経験したことが教室のスタイルを変えました。
言ってみれば眠くならない授業(笑)
しかも対話が中心になるので楽しいし、多くの発見がある時間でした。
「ベンチのある教室」はどんな教室だったのか?
「KUWAMANさんの教室は、どんな感じだったんですか?」 そんなことを聞かれることがあります。 「どうして、そんなスタイルになっていったのですか?」 なぜ、そうなっていったのかという理由を聞かれることもあります。 「いつイエナプランに出会...
結果、こんなような教室になりました。
これね…
やっぱり学校全体で大切にされていたベースがあってこそなんですよね。
子どもたちから始まる「CRS」
今年度の写真を眺めていたら、こんなのが出てきました。 私が大切にしている「チャレンジ」「リスペクト」「スマイル」 略して「CRS」と呼ばれる子どもたちには浸透した3つのキーワードです。 「子どもたち一人ひとりからスタートする。」 自分が起源...
ベースにある哲学がないと、どんなメソッドを持って来てもダメなんですよね。
そこ理解してもらえるといいなあ。