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紅葉を眺めながら時代の変化を痛感する

紅葉を眺めながら時代の変化を痛感する 暮らし

紅葉を眺めながら時代の変化を痛感する

「紅葉は終わったね。残念だわ」

11月末にもなれば雪も舞うことがある会津…

母は分かっているはずなんだけど、そう何度も呟きました。

「この辺りはホント綺麗なんだよねえ」

塔のへつりに立ち寄ってしばらく走ると南会津、田島へ入ります。

川沿いに昔ながらの町並みが続く。

「ここから出てきた会社の後輩がいたなあ」

今度は父が呟きます。

戦前生まれの両親の話を聞きながら日光街道を南下…

この街道は会津藩にとっても重要なルート。

参勤交代にも使われて日光東照宮へも通じています。

ここを歩いて通るっていうんだから凄い。

川治温泉や鬼怒川温泉を通過する度に両親が反応する。

「同級会ここでやったんだよね」

「会社でもよく来たよね」

閉鎖されて放置されているホテル群を眺めながら昔話。

「時代が変わっちゃったよな」

「これからどうなるんだろうねえ」

なんてことも話している。

「絶対に混んでるからやめようね」

ということで行かずに龍王峡で蕎麦を食べて日光はスルーして奥日光へ。

華厳の滝方面へ向かう車は多かったけれど、ボクらは逆方向なのでスイスイ。

金精峠を抜けるルートは修学旅行の引率でボクにとっては馴染み深いのだけれど

意外にも両親は通ったことがないとか。

それはそれで良かった。

宿泊地は老神温泉、こちらも衰退が著しいようです。

あちらこちらに閉鎖された大きなホテルが取り残されている。

「あらら、やっぱりここもダメだねえ」

昨日の会津東山温泉の光景も残念だったけれど…

こちらも何だか寂れてしまっています。

昭和レトロな家族経営の宿は、昔懐かしいコタツがありました。

エレベーターもないから(昨日の宿もなかったね)高齢者は辛いよね。

両親は健脚なのでまだ大丈夫だけれど数年後は怪しい(汗)

まるで時代が止まったのような宿で語り合う。

懐かしい感じが父を饒舌にしてくれて珍しく若かりし頃の話をしてくれました。

高度経済成長期にインフラを整備する仕事をしていた父。

ボクらは今では当たり前に使っている電気なんだけども…

未電化集落へ電柱を立て電線を張る。

中でも一番大変だったのは離島の電化だったらしい。

「もっとこういった話は聞いておかないといけない」

正直にそう思いました。

先人の苦労の末にボクらの今があるわけだから…

時代の変化を痛感する一日。

家族に感謝!

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