【蹴球親楽】第46回:「大雨のち晴れ」そんな日もある。人生もね。

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朝から雨が降り続く。

寒冷前線が通過中とかで、昼頃まで大雨となった。

心中穏やかではないこともあった火曜日。

「どしゃ降りの雨は涙雨なのかもしれない」

そんなことを思いながらときどき窓の外を見つめていた。

近隣の小学生が下校時刻を迎える頃、空はパーッと明るくなった。

「こういう時には虹も見えるかな」って周囲を見渡すけれど発見できず。

遠くに見える富士・箱根には低い雲がかかっていた。

でも東の空は一気に透き通るような青空が広がった。

我が家のサッカーボーイズたちが小さかった頃を思い出す。

どしゃ降りの雨にわざと打たれてびしょ濡れで帰ってくるような子たちだ。

そんな彼らには、それぞれのフィールドがあり、自分自身の人生を歩んでいる。

これまでも多くの挫折と失敗を繰り返してきている。

数多くのセレクションに落ちるとか、受験に失敗するとか。

大事な時にケガをするとか、指導者交代で干されるとか。

不登校になるとか。

そりゃあもう…

父として見るに堪えないこともあったし、何とか支援できないかと思っていた。

でも、いつだって仲間たちに支えられて結果を残してきた彼らの姿があった。

そう考えると、まあきっと大丈夫なんだろうなって思うんだけどね。

最後の最後に絶対に負けられない戦いで勝って雄叫びをあげる。

それでいいよね。

いつものようにさ。

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